【不登校】再不登校を防ぐ３ステップ
青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
子供との関係は大分改善され普通に会話もでき、引きこもりもなくなり、
7月より保健室登校 終業式には教室に自分で行くことが出来ました。
学校へは行けるようになったものの、学校での息子は小学生時代とは異なり大人しい
不登校の問題は複数友人からの言葉による嫌がらせであるが、
「大丈夫」と言う本人は言っているが心配
本人を信じ見守っていて良いのか
よろしくおねがいします。
******************終わり****************************************
……
私の回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
素晴らしいお母さんですね。
頑張って息子さんと会話を成立させて
再登校されたのは、すべてお母さんの
努力のたまものです。
そして、これから本格的に不登校を
克服する段階にあります。
学校へ戻ったら、それで不登校が克服が
できたわけではありません。なぜなら
再び不登校になる可能性があるからです。
また、不登校の真の原因を解決していないからです。
今回の場合は周りからの嫌がらせです。
暴力などの厳しいイジメではないようです。
私は今までにさまざまなイジメを受けている
子供を受け入れてきました。体中に青あざが
出来たようなイジメを受けた子もいます。
しかし、程度の差はあれ子供の受けた心の
ダメージは計りしれません。
ちょっとした事で人は傷つきます。
でも、そこで強い自立というか人間的な強靱さを
持っていたとしたら、それぐらいの事では
不登校になりません。
世の中には人がやりたくない事を
やっている人がいます。
例えば、「葬儀屋さん」はみんなが嫌がる職業
だと思います。でも、葬儀屋さんがいなければ
私たちは亡くなった人を弔う事ができません。
心無い人から「どうして葬儀屋なんかに・・・」と
言われた事があるでしょう。
数年前に映画「おくりびと」というのがありましたが
ここでも同じように描かれていましたね。
人から何を言われようとも信念みたいなものがあれば
周りの言葉や目線から逃げる事はしません。その強さが
不登校の子供にはまだない傾向にあります。
人は批判されたくない、普通でありたい。
と、どうしても考えてしまいます。
でも、人はみんな顔も違えば性格・能力もすべて
違います。その違いこそが素晴らしいものですが
それを誇れるような子供にするのが子育ての１つです。
この息子さんも、まだ自分が誇れるような事や
強い自己が育っていません。
では、何もせずに時間が経過すればその力は
身につく事ができるのでしょうか？
長い教師としての経験から、それは無いと思います。
何もしなければ何も育ちません。
普通の学校で何をやっているか知っているでしょう。
１時間のうち５０分は机の前に座って、受け身の
授業を黙って受けているのです。テレビと同じです。
テレビをずっと見ているだけで強くなれますか？
私たちのように不登校でない子はそれでも
良いかもしれません。しかし、不登校の子は
普通と違うから不登校になっているのです。
つまり、普通に授業を受け身で受けているだけでは
成長できないのです。ここが難しいのです。
では、親が学校へ行って何かできるのでしょうか？
子供を信じるぐらいしかできないという、この
お母さんの気持ちは痛いほどわかります。学校に
親が乗り込む事などできません。
しかし、放置しては再び不登校になります。
なので、学校へ行き始めたらして欲しいのは、
必ず学校の先生と計画を立てる事です。
どのようにこの子を教育するのかを相談して下さい。
相手は教育の「プロ」ですから、安心して
相談してみて下さい。
ポイントは、授業以外の時間にどんな教育を
するかです。私の学校だと２４時間使えるので
いいのですが、普通の学校は難しい部分は
確かにあります。
しかし学校の先生も色々考えているはずです。
「不登校が学校へ行き始めたらする３ステップ」
ステップ１：先生と相談する
ステップ２：授業以外の時間の使い方を提案
ステップ３：子供の様子を観察する
・・・
先生としつこいぐらいに相談しなければ、
動いてくれない人もいます。
話を聞いてくれるような真面目な先生だから
不登校を知っているわけでもありません。
この辺りの判断はあなたの人生経験から
判断してみて下さい。
それでは、今すぐ先生と相談して下さい。
では、また。
青田
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