【不登校】子供が自分から行くと言ったのに…
青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
息子は中学３年生です。４月から不登校になりました。
修学旅行へも行けませんでした。
その後、徐々に親とも話をしながら、気持ちが落ち着いてきたような
気がいたします。しかし、前向きな発言は全くありませんでした。
ところが、行事に参加すると言ったり、勉強を始めました。が、
そんな期待を持たせる日は２〜３日で終わり、今は、暗く
返事もしない状態になりました。
前よりも悪い感じに受け取れます。
これは良い方向に向かっているのでしょうか？
それとも悪い方向に向かっているのでしょうか？
******************終わり****************************************
……
私の回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
不登校の子供には「感情の波」があります。
これについては以前も何度か話しましたね。
今回もその波についてです。
不登校になって１カ月ぐらいは、子供は自分の中で
様々な葛藤があります。体の不調を訴える子も
たくさんいます。
しかし、それが少し過ぎると体も気持ちも落ち着いて
再び活動・行動しようとし始めるのです。
それが今回の子供さんの様子です。
しかし、今まで休んでいた間、学校と言う現実から
目をそらしていたので、本気になって学校へ行こうと
考えたのですが、現実という壁を目の前にした時
恐怖心が襲って来たのです。
「いまさら、学校へ戻っても友達に何言われるか
わからない。もうすでに馬鹿にされてるんじゃないか？」
・・・
誰だって想像するような事です。
そう思ったら足が止まり、再び現実から目をそらして
自分だけの世界へ入ろうとします。
感情の波は、高く上がれば上がるほど
落ちる時には一気に深くまで落ちます。
それが、さらに悪くなったのではないかと
感じてしまう理由です。
私は、まだ感情の波がある方が良いと思います。
ある時期から波も立たず、感情が悪い状態で
ずっと安定して１年・２年と停滞してしまう
事がよくあります。
こうなったら「うつ」のような状態では、
お医者さんに頼るしかありません。
そうならないためにも、「待つ」のではなく
こちらから仕掛ける事が必要です。子供の
気持ちが高い時に合わせた「きっかけ」作りです。
私たちは子供の不定期な感情の波に惑わされて
一喜一憂していては疲れてしまいます。
最悪なのは、子供が気分が悪いのが伝播して
子供に文句を言ったりして喧嘩して、関係が
悪化する事です。
そうなると、何も出来なくなります。
今回の場合は、お母さんが賢明なので喧嘩もせず
我慢されているので大丈夫です。
その代わり、必ずどこかで気分を発散して下さいね。
子供が自分から提案して、それが失敗するとさらに
自信がなくなってしまいます。なるべく親や周りから
「きっかけ」を提案してみてください。
それでは、今すぐ子供の感情の波がどの段階に
あるのか考えてみて下さい。
では、また。
青田
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