【不登校】は時間が解決してくれる。。
青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
子供をありのまま受け入れました。しかし、日がたつにつれて、
子供がわがままになってきたのです。
「ストレスがたまって仕方ないんだもの、」そう本人はいいます。
今は夏休みでよいですが、外に出ることが限られる普段の平日は、
学校に行ってない時間を、どうやって、時間つぶしをするか、
それが大きな ストレスになるようです。
学校で何かトラブルがあったとしても、時間と共に家で癒されてくるはず。
家にこもることの、心のゆがみが心配です。
******************終わり****************************************
……
私の回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
「時間が解決する」
私たちは何度もこの言葉を聞き続けました。
そして、過去の出来事を忘れ去り新たな人生を
進んでいる…、かのように思っています。
果たして、本当にそうなのでしょうか？
時間は不登校の問題を解決してくれるのでしょうか？
私たちの過去の問題も本当に時間は解決してくれた
のでしょうか？
「青田さん、どうしてそんな事を疑問に思うんですか？
私の過去の傷も時間ととも消えていきましたよ。」
と言われるかもしれません。当然です。
私も時間は傷や痛みを解決してくれると信じています。
しかし、不登校の問題を時間が解決してくれる
わけではありません。これは残念な事です。
その理由を説明します。最後まで聞けば理解できるし、
徐々に私の言っている事に納得できると思います。
もし、あなたがこのまま時間に任せて子供を
家に居続けさせていたら、子供のストレスは
どんどんたまっていきます。
そして、引きこもり、家から出る事ができなくなります。
学校に戻るどころではありません。
逆に、時間を意識して行動したら子供はストレスをなくして
学校へ通い、元通りの楽しい生活を送る事になります。
では、何が問題なのでしょうか？
例えば、彼氏・彼女に振られた経験のある人は
心に深い傷がつきます。あなたも経験があるでしょう。
その場合、その傷は数カ月、１年過ぎると自然と
消えていき新たな恋へ向かい始めます。
なぜなら、その異性の人と関わらなくなるからです。
しかし、不登校は違います。イジメも同じです。
学校で嫌な事があったとしても、その学校に在籍して
ずっと関わり合っています。
忘れようにも忘れられません。関係が続いているからです。
１日１日経過するごとに、ストレスが増加していきます。
これは誰にも止められません。
授業に遅れ、友達との関係が崩れ、自分自身を
ダメな人間だと感じるのです。家に居るからこそ
そう思います。
だって、あなたの子供は真面目で良い子だから。
真面目で良い子は、学校へ行くのが当たり前なんです。
当たり前だと思っている子が学校へ行かなければ、
自分の事を責めるのは当然です。
子供は家と学校と言う世界しか知らないのです。
２４時間のうち３分の１は睡眠。３分の１が学校、
残りが家です。
学校の方が長いかもしれませんね。
私たちは中学・高校時代の事はあまり思い出せません。
大人の世界にどっぷり漬かってしまっています。
ですから、会社に例えるならわかるでしょう。
会社に１カ月行かなかったらどうなると思いますか？
それも妊娠や病気ではなかったらどうなりますか？
周りから変な目で見られるのは避けられません。
子供はその中にいるのです。
「誰も自分の辛い気持を理解してくれない。
まして、親でさえ分かってくれない。」
寝ている時間以外周りは敵だらけです。
時間が経過すればするほど孤独になるのです。
そして学校へ戻れなくなります。
大人のように会社に行けなくなっても違う会社へ
転職する事が自分で出来ればいいですが、子供は
そんなわけにはいきません。
家に居ても逃げられないのです。
そこがどうしてもわからないのです。
子供に逃げ場はありません。たとえ親が
子供を受け入れても、半分しか安心できません。
私も昔は時間が経過すれば子供は不登校から
抜け出すだろうと思っていましたが違いました。
何度も失敗しました。
孤独な心を癒すのは親ではなく「友」しかいないのです。
それがよくわかりました。大人が入れる世界では
ないのです。大人はその環境を用意するしかありません。
別室登校でもいいので、家でダラーっと過ごす時間を
少なくして下さい。毎日の話ですから、月１回とか
週１回フリースクールに行っても意味はないでしょう。
親のあなたが自分の心を納得させる事も大切ですが
子供の心をもっと考えてみて下さいね。
では、また。
青田
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