ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】進学校病

青田です、

以下のようなメールが届きました。

******************質問*************************************************

今年の6月から中3の娘が不登校になりました。

今日、娘と高校見学会に行ってきました。
今週の懇談会で私立をきめないといけないので、中学校から言われた
高校の説明会に行ってきました。

今日の所偏差値48くらいの学校で、そこは出席日数も考慮してくれて
当日いい点を取れば入学できるらしいんです。
でも、もうひとつ条件があるといわれました。

「どうしてもこの高校に行きたい、ここでやりなおすという気持ちが見たいと。」

学校にいけないんだから、家で8時間くらい勉強して、教室にははいれなくても
保健室登校くらいは受験日までにできるようになるようにと。

その後、娘が言うには「保健室にいけるくらいならこんな学校にはいかない」
とか「私の人生終わった」とか。娘は小学校の時から近くの高校に行きたくて
そこを目指して勉強して、そこに入れるくらいの成績をとってました。

今の成績ではその下のにも、もうひとつ下のにも入れません。
でもそんな下の高校に行くために勉強する気にはなれないといいます。
だから最近は全然勉強もせず、ゲームばかりしてます。

人生終わったって・・・まだ15歳です。

行かなかったことを凄く後悔してるのが分かります。
でも、いまさらどうすることもできないみたいなんです。
自分の人生、諦めちゃった娘にどうしてあげればいいんでしょうか。

自分もあの時ああしてれば、こうしてればと後悔が波のように押し寄せてきます。
「行かなくていいよ」といったら落ち着いてきた娘がいまではこんなに悩んでいます。
玄関で震えながら泣いてた娘をひきずってでも学校に連れて行けばよかったのでしょうか?
今は何もしてあげられない。それどころか間違ったことをしているようで。

こんな娘に私はどうしたらいいのでしょうか?
そして娘が高校に通えるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?


******************終わり*************************************************

……



私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つでも
得る事が出来たら「ラッキー」だと思うぐらいで
聞いて下さいね。

では、話していきます。

今回の話は、中高一貫校や進学校に通っている子向けに
話そうと思います。

この娘さんの気持ちはよく分かります。

小さい頃から目指していた学校に入れなくなって
自暴自棄になったわけです。

大学受験だと"浪人"できますが、高校はそうもいきません。

進学校に通う子も同じです。

簡単に言うと、親や周りが意図してか、自然にか
わかりませんが敷いたレールの上にいる事が
安心なのです。

「良い学校へ行く」「勉強をする」事だけが
この娘さんの人生の基準になってしまっています。

私の学校にも大量の進学校出身者が
入学していますから、本当によく分かります。

そして、このタイプの子供を教育する方法も知っています。

今すぐに娘さんの脳に染み付いた考え方を
変える事は難しいのかもしれませんが、
少し視点を変えさせる事は出来ます。

娘さんは、「良い高校に行きたい」という思いが
とても強いようですから、これを逆に利用する
以外に方法はありません。

ステップ1:子供を受け入れてあげる

まずは、この娘さんの考え方を否定せずに
肯定してあげて下さい。

「わかるよ。わかる。」と言ってあげて下さい。

だって、今までその高校へ入るためだけに
生きてきたんだから、そう思うのは仕方ありません。

お母さんの本心がどうであろうと、受け入れてあげ
なければ、娘さんは動きません。

ステップ2:「なぜ」そこに行きたいのか理由を聞く

おそらくその高校に行く事は、目標ではないはずです。
例えば、どこどこ大学に入るのが目標だとか、
こういう職業に就くのが目標なはずです。

その高校は通過点なはずです。

例えば、あなたが大阪から東京に行くのに
名古屋を通過点として考えていたとしましょう。

でも、名古屋を通らずに、京都⇒新潟⇒東京と
少し遠回りですが、目的地点に行く事は出来ます。

とにかく明確な目標を聞きだして下さい。

ステップ3:その目標を達成する方法を考える

ここから具体的にどうすれば、その目標が叶うのか
考えて欲しいのです。

例えば、私の学校は全国的には無名です。

入学偏差値はたぶんですが、めちゃくちゃ低いです。
私はそんな事は気にしていません。

なぜなら、私の学校は「伸ばす」学校だからです。

普通の学校は入った時の偏差値のまま、3年間終えます。

でも、私の学校では3年間で平均15近く偏差値を伸ばします。
意識してやっているのではないのですが、自然と伸びるのです。

毎年、入学偏差値が30台の子が国公立大学や早慶に合格しています。
もちろん、多くはないですが、その下のMARCHや関関同立だと
多数合格しています。

この子たちは高くても入学偏差値40ぐらいだと思います。

それを聞いた難関進学校の不登校の子供たちが納得して
私の学校を志願してくれるようになりました。

本当に超有名な学校(偏差値60以上)から偏差値30の
私の学校へ来るのです。少しだけ自慢にしています。

おそらく私の学校に入るのは、大阪から一旦、
北海道まで行ってそれから東京に行くような
感じかもしれません。

それでも目標は達成できるのです。

それが理解できたら、この娘さんも動くようになります。

下の学校でも絶対に目標へ到達できると思います。

それを確信させる説明が必要です。

ステップ4:実際に体験させ「希望」を見せる

確信出来たら、次は実際にその様子を体験するのです。
学校見学会などに参加してみるのもいいでしょう。

不登校を克服した人の話を聞くのも良いかもしれません。

中には、私の学校の見学会を利用される方もいます。

実際に、先週の見学会に参加された子供さんが
最初は高校へ行かない!と言っていたのが、
急に地元の高校受験を考え出したと連絡がありました。

私は本当に嬉しかったです。

「不登校でもやっていけるんだ!」と思わせたら勝ちです。

そのために中3の今、出来る事は学校見学をして
不登校の人がどうやって克服したかを知る事です。

毎回言いますが、私の学校へは入学する必要はありません。

もう全国から、たくさんの方が志願されています。
あなたのお子様が入らなくても、余裕で募集定員が
埋まってしまうのです。

だから安心して、見学会を利用して下さい。
私をまるで奴隷のようにこき使って、子供さんの
自信を回復させて下さい。

・・・・・

まずは、目標を再確認して、そのための方法を考え
最後は「希望の光」を与えてあげる事です。

希望の光の与え方は、それぞれあると思います。

近くの適応指導教室に行って、克服した人の話を
聞くのも良いと思いますし、地元の学校で不登校だった人の
話を聞くのも良いと思います。

何か考えられると思います。

では、今すぐ4つのステップに従って行動して下さい。

青田

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