【不登校】学校に居場所がない娘
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青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問*********************************
小学４年から不登校の中学２年生の娘について
ご相談させて下さい
高校進学に不安になって焦っています。
そして昨日このままでは自分は本当にダメになっちゃう。
何も出来ない大人になっちゃう。
だから、留学させてほしいと言いました。
自分を変えたい。
勉強したい。
新しい自分に生まれ変わるために留学させてほしい・・・・
と言いました。
甘える人も、心を許せる友達も先生も居なく、
自分の居場所を一生懸命探しています。
どうしたらいいでしょうか？
******************終わり********************************
……
回答：
不登校の子供の本音。
子供の求めている事をしっかりと
伝えていただいて感謝しています。
不登校の恐怖心と言っていいと
思います。
「変わりたい！」
「自分を変えたい！」
そんな環境を求めています。
この子の場合、長い不登校期間で
勉強も遅れ、人間関係もできなくなり
ました。
それでも、自分の将来の夢であったり
目標を達成したいと願っています。
素晴らしい子供だと思います。
しかし、その夢を叶える環境や居場所が
自分の周りにはないと考えています。
だから、変われる場所を求めているのです。
では、どうしてこの子は留学したいと
話し始めたのでしょうか？
「逃げる人生」
先程は、夢を求めていると私は話を
しましたが、もっと本音を探って
いくと違う事が見えてきます。
よーく考えると、この子はネガティブな
感情に突き動かされています。
ポジティブな夢もあります。
しかし、ネガティブな感情の方が
勝っています。感情は多数決で
決まってしまいます。
何かが嫌で行動すると、必ずそれは
エンドレスで繰り返されます。
例えば、こういう人がいます。
「これからは日本に居たらいけない、
世界に出ていかないと駄目だから、
俺はアメリカに行くよ。」
と言ってアメリカに行きました。
そして、しばらくすると、
「これからはアジアの時代。アメリカ
は駄目だから、中国に行くよ。」
次に会ったら、
「中国は社会主義だから駄目だ。
もっと自由な国に行こう。これからは
シンガポールだ。」
と言って１０数年経過して、以前と
変わらない生活をしています。
負のスパイラルに入ります。
最近、仕事をしている３０歳前後の女性
たちが自分の人生を嘆いて、会社を辞めて
海外留学や世界一周旅行をしているそうです。
自分の人生の居場所を求めて、逃げる
ようにして海外へ行きます。
しかし、ネガティブな感情によって
突き動かされた行動の結果は、ネガティブな
結果が待っています。
彼女たちのほとんどは、何も得ることなく
日本に戻ってネガティブな感情のまま生活を
しているそうです。
中には、上手くいく人もいるようですが
現実は違うようです。
不登校の子供も同じです。
では、どうすればいいのでしょうか？
海外留学する人の多くは人生の明確な
目標がありません。
「なんとなく変わりたい・・・」
という漠然とした目標で動きます。
だから、何も得られないのです。
こんな状態で留学しても失敗する確率が
すごく高くなると思います。
それに、不登校の原因を解決するという
ポイントが子供の意識にはないです。
感情に左右されているだけです。
私たち周りの大人は冷静になって子供が
不登校になった原因を１つ１つ解決する
方法を考えて、与えていきましょう。
子供と同じように感情的になったら
不登校は解決しません。
逃げる人生を歩かせるか、ポジティブな
人生を歩かせるかは私たち次第ですね。
では、また。
青田
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