【不登校】子供が不登校になる具体的な心理過程
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青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
青田先生、こんにちは。
おかげさまで、だいぶ親子関係はよくなってきました。
実は本人の希望で、８ヶ月前に思春期外来に行き検査を受けたところ、
「発達障害の疑い」か「性格ととるか」のグレーゾーンだと言われました。
小さい頃から「ちょっと育てにくいな」と思っては来ましたが、
学校の先生（各学年の担任）からは「どうすればこんなに完璧な子に
育てられるんですか」と言われ、逆にびっくりするという状態でした。
そして、中学入学後に不登校になってしまいました。
「発達障害」とは、たとえ疑いでも、親としてはとても認められず、
「性格」だと自分に言い聞かせてきましたが、１年間も不登校が
続いてしまうと、やはり発達障害だと受け入れて、適切な対応を
したほうがいいのだろうかと悩んでいます。
「空気を読めないところがある」「強迫観念」があると診断されました。
今後どのように考えていけばいいでしょうか？
******************終わり****************************************
……
回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
「不登校の事をもっと伝えないといけない。」
この質問を頂いて、そのように感じました。
学校の先生から「完璧な子」と言われているのに
発達障害なわけがありません。明らかに、不登校に
なってから精神状態が不安定になったために、
発達障害と間違われる子供に変わったのです。
不登校と言う状態は、お医者さんも詳しく
しりません。なので、過去の症状データを
もとに診断するしかありません。
「不登校」という診断はできません。
そんな症状がないからです。
でも、教育者から見れば、不登校は１つの
子供の状態です。ですので、お医者さんは
苦し紛れに発達障害だと判断せざるおえません。
その結果、お母さんが苦しんでしまっています。
決して、お医者さんが悪いのではありません。
お医者さんは医学ベースで診断しているので
その結果として発達障害だと結論づけています。
これはこれで正解だと思います。
でも、先程も言ったように、これを完全に信じて
しまって不登校ではなく障害を持っていると考える
ならば、子供の人生は本来目指す方向と真逆の暗くて
うっ屈した世界へと進むでしょう。
暗い家族。
未来のない子供。
妥協だけの人生。
・・・
人は自分の才能を磨いて、発揮した時に
輝きを放ちます。
不登校は他の子にない独特な才能がある子に
起きる特別な現象だと私は信じています。
そして、確信しています。
過去の多くの偉人たちも、周りから一瞬、
「おかしな人」だと見られてきました。
でも、それは他人と違うだけでした。
不登校の子も同じです。
あなたが不登校に対する見方、考え方を
変えてくれたら、子供は再び輝きを取り
戻してくれます。
それを気付かせるのが私の役目です。
では、何が不登校を変えてしまうのでしょうか？
もう一度、不登校になるまでと不登校になって
精神が不安定になる過程をおさらいしておきます。
?思春期になって自我が出てくる
（他人と違う部分が明確になる）
↓
?周りの環境と自分の個性・感性が合わなくなる
↓
?周りの環境に合わせようと子供は頑張る
↓
?それでも、個性が今の環境と違いすぎて合わない
↓
?子供にストレスが溜まる
↓
?ストレスが一定量を超える
↓
?学校へ行く前に、腹痛・頭痛が起きる
↓
?不登校になる
↓
?学校へ行かない事で、さらにストレスが溜まる
↓
?学校・友達・勉強・親からのストレスがさらに溜まる
↓
最後：精神が不安定になり、病院へ向かう
・・・
すごくシンプルにすると、こんな感じに
なると思います。
つまり、精神がおかしくなったから、
不登校になったのではありません。
不登校になってから、さらにストレスが
掛かってしまった事で精神が不安定に
なってしまい、お医者さんから見たら
発達障害に見えたのです。
ここがすごく大切です。
私は今まで発達障害と言われる子を教育
した経験もあります。
発達障害だと診断された不登校の子を
教育した経験もあります。
不登校で発達障害と診断された子の多くは
私から見れば、まったく発達障害の子とは
違います。単に個性の強い子です。
だから、私たちが見ないといけないのは
不登校になって精神不安定の我が子では
ありません。
不登校になる前の状態が普通なら、それが
あなたの子の姿です。
誰だって精神不安定でネガティブ状態に
なれば、普通に見えるわけがありません。
お医者さんのデータには「個性」というのは
おそらく含まれていないと思います。それを
個性というのか、変わっているとみるのかの
違いでしかありません。
でも、あなたがお医者さんのデータを信じる
ならそれは間違っていないので、そちらを
信用して下さい。
何が正しいかなんてありません。
最後は、あなたが何を信じるかです。
では、どうすれば子供は才能を開花して
本来の明るい子にもどるのでしょうか？
お医者さんは、風邪には風邪薬を出します。
高血圧には、降圧剤を出します。
教育者は、東大に行きたい子には東大受験対策
の教育をします。人間関係が苦手な子には、
人と関わる教育をします。
そして、あなたの子供に必要なのは、不登校の
教育です。私が言い続けている不登校教育です。
今の日本の学校では、９割以上が「高校受験教育」か
「大学受験教育」しかやっていません。
お医者さんで言えば、２つの薬しか持っていません。
でも、あなたの子どもには不登校教育をしないと
いけません。風邪なら、薬を飲まなくても治ります。
でも、不登校は風邪ほど軽くはないです。
不登校教育は手術と同じです。
その方法については、また詳しく
話していきます。安心して下さい。
それでは、もう一度、不登校になる過程を
じっくりと読んで勉強して下さい。
必ず子供を変えるヒントが見えるはずです。
では、また。
青田
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