●ひきこもり不登校●「思春期と不登校の密接な関係」

青田です、

以下の質問が届きました。

******************質問*********************************

高校１年生男の子の母親です。

夏休みから様子がおかしく、２学期から頭痛、疲れが
取れない、夜眠れないと、登校しぶりを始めました。

中程度の進学校というレベルですが、勉強がついていけない
というのが、原因らしい原因なんですが、友達が少なく、
高校を楽しんでいなかったのかもしれません。

月曜日になると不登校の繰り返しです。

ご機嫌な時と、朝の頑な不機嫌な態度、別人のように
変わってしまって、どうしてよいかわかりません。

私たちはどのように変わっていけばいいのでしょうか。

******************終わり********************************

……

回答：

「別人のように変わってしまった。」

お母さんの心の嘆きは悲壮です。不登校の
子の急激な変化に一緒に暮らしている家族
は驚いてしまいます。

この変化が「思春期」です。

思春期の特徴をわからないと不登校の解決
もできなくなります。

この子は高校生ですから、このまま休みが
続いてしまうと、すぐに留年が決まってしま
います。そうなれば退学するでしょう。

人生が大きく変わってしまいます。

でも、学校へ少しでも行けているうちに対応
してあげれば、思春期で成長した子供が再び
笑顔で元気に学校へ通ってくれるようになり
ますよ。

では、何が思春期に起きたのでしょうか？

思春期になるまでは、子供は親と一心同体
のような感じです。親の価値観や雰囲気に
完全に染まっている状態です。

しかし、親子だからと言って同じではありま
せん。才能も性格も違います。

本来、生まれつき持っている感性や才能
が殻を破って出てくるのが思春期です。
それは親のあなたとは全く違う才能です。

でも多くの子供は思春期が訪れても身体の
変化ぐらいで、内面の感性が大きく変わる
ことはありません。なので、言っている意味
が理解できないかもしれません。

不登校になる子は共通して内面の急激な変
化が起きています。

思春期に身長が１年で２０センチ以上も伸び
る子がいますよね。それが内面で起きている
と考えて下さい。

心ではないですからね。

感性や才能です。今まで隠れていた生まれ
つきの才能が出現してきたのです。

その才能や感性は、出てきたばかりでヒ
ョロヒョロなので、すぐに折れたんです。

それが不登校という状態です。

では、どうすればいいのでしょうか？

すごく簡単で、この出てきた感性や才能を生
かせる場所を用意してあげることですよね。

サッカーが得意なら、サッカーをやらせるの
が当たり前だし、苦手ならやらせません。
その子の才能に合わせた事をやらせるだけ
だということです。

勉強がどうとかは不登校には関係ないです。

勉強ばかりに目がいくので、何も見えてこな
いんです。勉強はこの子の感性が満たされた
ら勝手にやり始めます。

もう一度、この思春期に起きた内面の変化と
いう事実を認識する事です。

これがとても大切です。

常に出発点はここですからね。

忘れないでください。その視点から今の子供
を取り巻く環境を観察すると何が足りないか
がわかってきますよ。

この視点が無いのに、どれだけ解決策を聞い
ても何が狙いなのか分かりません。

そして、失敗してしまいます。

私は考え方が間違っているから上手く対応が
できないでいると思います。不登校に対する
考え方を今日から変えましょう。

では、また。

青田

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