●ひきこもり不登校●「家にひきこもりが２人。」

青田です、

以下の質問が届きました。

******************質問*********************************

中２の女子、１学期に１１日の欠席、２学期の10月中旬から
現在までほぼ欠席しています。　　

中高一貫の進学校で勉強につまずき、やる気を無くし、家庭
環境の苦しさがあるせいだからと言います。

兄(５才上の１９才)が引きこもりです。

中１から不登校になり、ずっと長い間、自信を無くして家に
います。家でパソコン、テレビ、ゲームをして過ごしている
ので、妹は許せないと嫌い、そうさせている親にも不平不満
をぶつけ、自分が辛いこと、我慢してきたこと等々を償って
ほしいと言います。

兄の生きづらさの特性を伝えましたが、私達親も上手く導いて
あげられない事実に、妹まで苦しませてしまい悩んでおります。

娘には重荷を背負わせたことを詫びましたが、二人とも大切な
子なんだとしか言えませんでした。兄のことが上手くいかない
のに妹には学校に行ってほしいというのは親のエゴでしょうか。

アドバイスを頂けますようお願いいたします。

******************終わり********************************

……

回答：

息子さんに続いて娘さんも不登校になってし
まいました。息子さんは不登校からひきこもり
になっています。

それに影響されて娘さんも不登校状態が続い
ています。

このままでは、せっかく受験勉強して入学した
中学も辞める事になってしまいます。そうなれ
ば、娘さんもお兄ちゃんと同じひきこもりに発展
していきます。

家に２人のひきこもりは聞いた事がありません。

でも、ここで娘さんを変え、お兄さんを変える
方法を知れば、お兄さんは仕事に向かい、娘
さんは元気に学校へ通ってくれます。

では、何が原因なのでしょうか？

ここで注意してほしい事があります。この子に
限らず、全ての不登校の子に言える事だと考
えています。

それは子供の言う事を鵜呑みにしない事です。

学校の勉強につまづいたぐらいで学校へ行か
なくなることはありえません。入学からずっと
ドベの子はいます。その子は学校を辞めまし
たか？辞めていませんよね。

勉強がわからないぐらいでは不登校になっ
たりはしません。

家庭環境が悪いから不登校になるのも考えら
れません。もし悪いとしたら、家から離れられ
る学校のほうが楽しくなります。

理屈として両方とも成り立ちません。

つまり、違う所に原因があるのです。それが
私がずっと話している思春期と不登校の密接
な関係です。

この子の独特な生まれつきの繊細な感性
が今の教育環境と合っていない事が原因
です。

息子さんもそうだと思います。

「ああ、そうなのか。自分の子は生まれつき
繊細な感性を持ってるんだ。それを受け入れ
る環境がないんだ。」

と思ってもらえたはずです。

では、どうすればいいのでしょうか？

２つの事をやらなければいけません。１つ目
は、感性を育てる場所作り。２つ目は自立力
を育てる事です。

多くの親は優しくて良い子に育てるのですが
「優しくて強い子」には育てていません。

それが「自立力」です。

強さが無いと生きられません。その強さをどう
育てるかです。でも、子供を自分の懐から離
そうとしないのです。親が親として成長できず
にいるのです。そして、子供は子供のまま。

具体的に話していきます。

娘さんは、まだ中学生だから親が何とかする
しかありません。この子の個性・感性に響く
環境を用意してあげましょう。

勉強、勉強だけの環境に合わないのですよ。

そして、強さも同時に身につけさせないと何
かあった時に再び折れます。

才能がどれだけあっても、自立力が無ければ
人間は立ち上がれません。才能がなくても、
自立力さえあれば人生は生き抜けます。

「自立力」って何ですか？

って思われたかもしれません。

まあ、「気合い」ですね。

家庭がどうであろうと、親から何を言われよう
とも自分の人生は自分で切り開くって腹をくく
ることです。

「親がああ言っています。こう言っています。」

親がお前の代わりにお前の人生を生きてくれ
るのか？自分の人生だろ、自分で決めて生き
ろよ。

って、あなたは自分の子に言っていますか？

学生なら勉強する。学校出たら、仕事をする。
その中で自分を鍛えて成長していくのが人間
です。そんな基本を教えていますか？

どれだけ優しい子に育っても強さがなければ
他人に負け続けて、暗く寂しい人生です。

こういう子育ての基本を学んでくださいね。

日本の子供ってみんな優しいです。優しくな
い子って、今はほとんどいないです。

でも、強さがないから負けちゃうんですね。

娘さんは親が何とかするしかないです。

でも、お兄ちゃんはもう大人です。１８歳以上
は大人ですからね。私は１５歳の義務教育が
終われば大人だと思っています。

これは親ではどうする事もできません。

大人として、自分の意思でひきこもりを選択
しているからです。親がどう言っても何にも
変わらないと思います。

子供じゃないです。もう大人ですよ。

しかし、お兄ちゃんの引きこもりに家庭内が
影響を受けている事が一番の問題です。

言い方は悪いかもしれませんが、お兄ちゃん
はお兄ちゃんの都合でひきこもりになってい
ます。人生は自分で選択できるからです。

家族が今、大変だろうがお母さんだけは自分
を変える事ができます。お母さんは、明るく、
楽しく生きないといけません。それが家族に
も伝染していきます。

伝染しないとしたら、もっと明るく、楽しく
過ごせばいいだけです。本当にそうです。

ひきこもりの家庭はみんな親が暗いです。

子供に合わせてしまうのです。逆ですよ。親
が明るくしていれば、子供は明るくなります。

まずは今すぐ明るく、楽しい事を考えて過ご
してください。そこからですよ。

では、また。

青田

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※質問・聞きたい事は必ず１つに絞って下さい。

ステップ１：あなたと子供の状況
ステップ２：困っている事・問題点
ステップ３：その問題点をさらに細かくする
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