ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】子供の才能を潰し続けるお母さん

青田です、

以下の質問が届きました。

******************質問******************************************

中一の娘は、本人曰く、「小学校時代の部活の練習の厳しさ、指導者や
後輩との人間関係で疲れ切ってしまった」ことで、新しい環境に馴染めず、
9日だけ登校し、『ゆっくり休ませる』という状態が続き、不登校に
なってしまいました。

まさしく最初はかわいそうで、無理をさせないようにしてきましたが、
すぐにパソコン三昧の毎日になりお互いにイライラすることが多くなりました。

注意をすると『生まれてこなくても良かったのに!』と言われてしまいます。

苦しい気持ちに共感して、他の子に無い「素晴らしい個性」を見つけて
あげなくてはと思うのですが、なかなか見つからず、登校出来ない事を
責める気持ちが沸き起こってきてしまいます。

そんな気持ちを抑えるのがとても難しいです。

休ませて待っているだけではなく、具体的に何をどう働きかければいいのか
お教え下さいませ。

******************終わり****************************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。

今回は子供の才能の見つけ方について
詳しく話そうと思います。

子供が不登校になったのは自分の才能・能力が
分からず、そのために自信がない人間になって
しまった事が1つの理由です。

このまま子供が自分の才能や能力が分からずに
一生を過ごす事になるかもしれません。

子供が自分の才能を伸ばすのかどうかはすべて
周りの環境に関わっています。もっと具体的に
言うと、親の教育に左右されます。

あなたも知っているように東京大学へ入学した
生徒の親の平均的な収入は約1000万円です。

東京大学による調査結果:
http://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/kouhou/1380/2-1.html

家が裕福だから東大に行けたのでしょうか?

違います。なぜなら、10%の人は年収が450万円
未満だからです。しかし、傾向として年収が高い人が
子供を東大に行かせているのは事実です。

この理由はとても簡単です。

こう考えてみて下さい。年収1000万円以上の人と
それ以外の人ではそれ以外の人の方が圧倒的に大多数です。

もし、子供の頭の良し悪しですべてが決まるとしたら、
頭の良い子は年収に関係なく満遍なく生まれてくる
はずなのです。

それなのに、世帯数としても少ない年収1000万円以上の
子供が東大生になるのは奇妙としか言いようがありません。

よーく考えてみて下さい。

子供が自分から「東大に行きたい」なんて言うと思いますか?

もし、言ったとしても多くの親は「あなたじゃ無理よ。」と
言うはずです。親に自信が無いのです。

しかし、年収1000万以上の家庭はおそらく社長さん
だったり、有名企業に勤めていたりしていて周りに
東大出身者がたくさんいたりします。

すると、東大ぐらい行けるんじゃないかと思い始めて
子供にも「東大に行きなさい。行けるぞ。」と言うのです。

生まれつき勉強の才能のある子供も親が才能を閉ざしてしまい、
それほど勉強が得意でない子が親によって引っ張られて勉強を
やり続けて、東大なんかに入るわけです。

東大=すっごい賢い人

でないのは、あなたも知っているはずです。

すごい賢いのに親がそういう環境を与えずに、才能を
台無しにしている場合はすごくよくあります。

不登校の子の中にそういう子が多いのも事実です。

例えば、ある男の子は小さい頃から両親に連れられて
パチンコ屋さんで過ごす事が日課になっていました。

小学校から不登校でずっと一人で過ごしていました。

結局、その子は最後は私の学校で3年間を過ごして
国立大学へ入学していきました。お母さんはいつも
「本当にこの子は勉強なんて出来るんですか?」と
担任に聞かれていました。

この子が私のところへ来なかったら、今はフリーターか
家に引きこもっていたでしょう。

人生とは教育で変わるものなのです。

不登校になったのはあなたのせいではありません。
全く関係ありません。しかし、子供の才能を伸ばすか
どうかは親に関わってきます。

アメリカに「クリス・ランガン」という男性がいます。

彼は、IQ195でアインシュタインを超える天才だと
言われていました。彼は3歳で言語を操り、小学生で
数各語をマスターし、物理学の本を読み漁るような
明らかな天才でした。

しかし、彼の不運は生まれた時から始まります。

彼の母親は4回の結婚を繰り返し、最後の父親は
子供たちに暴力を振るうような人間でした。

さらに、家はアメリカの中でもかなりの極貧だったのです。

兄弟や学校の先生たちは彼の才能に気がついて
いましたが、それを支える能力はありませんでした。

大学側は彼の才能を見込んで奨学金で支援したのですが、
大学2年生の学年代わりの奨学金の申請書類を母親が
提出し忘れていて退学になったのです。

それから彼は大学を辞めて、バーの用心棒になって
人生を過ごしたのでした。

しかし、彼の探究心は消えず新しい物理学の発見の研究を
自宅で続けていますが、大学も出ていない人間が論文を
発表する事も出来ず、すでに50歳を超えてしまいました。

明らかに才能のある人間も親の意識によって人生を左右されるのです。

一方で、オッペンハイマーという原子爆弾製造にかかわった
天才物理学者がいました。

彼もランガンと同じく天才だと言われていました。
両親とも上流家庭で、有名大学へも入学できました。
そんな彼はうつ気味になり大学の担当教授を毒殺しようと
したのです。

普通なら、そこで学者人生が終わってしまいます。

しかし、周りが彼の才能を支えようと決めて、その事実を
無かった事にして研究を続けさせたのです。そして彼は
天才物理学者として名を残したのです。

本人の才能に関係なく、明らかに周りの支えが影響しています。

このように親の教育方針が子供に与える影響を
もっと真剣に私たちは考えるべきなのです。

才能は素晴らしい必要はないのです。少しだけ才能があれば
それだけで十分です。その才能を支える、発揮できる環境を
用意してあげないとすべて消えてしまうわけです。

私は不登校はチャンスだと思っています。

もう一度子育てを見つめ直す良い機会です。
もしかしたら、今までのままなら子供の人生や
才能を小さくさせていたかもしれないからです。

子供の才能を見つけるのは簡単です。

考えない事です、やらせてみる事です。
実際に活動させて他の子より上手く行くか
どうかで決めればいいのです。

外から見て何に才能があるかなんて分かりません。

文章を書く才能があっても、小説家なのか脚本家なのか
は分かりません。

走るのが早くても、100Mなのかマラソンなのかも
実際にやらせてみないと分かりません。当たり前のこと
だと思います。

だから私の学校ではたくさんの事を子供にやらせてあげます。

今日は何か新しい気付きがあったと思います。

では、また。

青田

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