ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】先生を子分にする方法

青田です、

以下のメールが届きました。

******************質問*********************

子どもの中学にも、各学年に「不登校生」がいます。

ある生徒さんは、中1の頃、クラスの一部の生徒に、体形のことで
からかわれ、土・日のクラブ活動以外は、学校には行きませんでした。

中2のクラス替えからは、学校に登校していました。
2学期になってから、再びからかいが始まり、
以前と同じように、なってしまいました。

「どうしてクラブ活動だけ行くのか?」と誰かに言われたことが
傷ついたらしく、完全な「不登校」になってしまったそうです。

学校全体で不登校の生徒に「やさしい雰囲気」を持ってもらう
事が不可能なのでしょうか・・・

不登校からクラスに戻り、普通の生活になった・・と言う話は、
子どもの中学では聞きません。

******************終わり*********************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。

では、不登校教育の真髄を話します。

今回は学校全体での「不登校」への
取り組みが出来ないか?という提案です。

「学校がもっと協力してくれたら・・・」

「もっと子供の気持ちを尊重して欲しい・・・」

「なぜ学校は動いてくれないの?

・・・

と学校に不満を持った事があるかもしれません。

担任やクラスの同級生たちが不登校の
子供の気持ちを感じとって欲しい・・・

そうすれば、早く復帰出来るのに。

という考え方は正しいと思います。

私の学校がなぜ不登校の子供を
うまく教育できるのかには理由
があります。

それは学校全体が不登校の子供を
ケアしているからです。

ご存知のように、私の学校は不登校
の子供は全体の3割程度です。

すべてが不登校の子ではありません。

学校は社会へ出るための準備ステージです。

不登校の子供だけだとバランスが
おかしくなってしまうからです。

そして、学校全体が不登校の子供を
考えるようにしています。

教師だけでなくすべての生徒がです。

私の学校へ来て、はじめて『不登校』
という言葉を聞く子供がほとんどです。

その子たちに担任や教員が不登校の子への
ケアについて教えます。

もちろん思春期真っ盛りの子供たちですから
言う事を聞かない子供も中にはいますが
事前に話をしておく事で、セーブできます。

しかし、他の公立中学・私立中学では
難しいと思います。

理由は簡単です。

不登校の子が少数派だからです。

30人のクラスに1人か2人しかいません。

影響力がありません。

だから、同級生たちは、

「なんであいつのために、こっちが
気を使わないといけないんだ?」

と当然思うわけです。

「青田さん、でも、そういう人の心を
気遣う気持ちを育てるのが学校じゃないんですか?」

と言われる前に答えておきます。

学校側はこう反論します。

「それは家庭であなたが親として教える
べき事じゃないんですか?それもできない
親だと言っているのと同じですよ。」

そして、本音ではこう思っています。

「ある特定の生徒に配慮すると、それを誰かが
自分の親に話してモンスターペアレントが出てきて
『どうしてあの子を特別扱いするんですか?それは
不平等じゃないですか!』と言われるのが怖い。」

のです。

難しいでしょ。

こういう狭間に学校の先生たちはいます。

私からすればモンスターペアレント
教育したのは教育者です。

20年前に育てた子供たちが大人になって
自分たちに仕返しをしていると思っています。

モンスターペアレントに育てた教育者が
結局は悪いのです。

では、こんな学校をどうすればいいのか?

私は簡単だと思っています。

学校の先生の多くは、この現状を打破
したいと思っていますが、自分ひとりでは
どうする事も出来ないと考えています。

この思いを利用すればいいのです。

徹底的に担任と仲良くなる事です。

そうすれば、自然とあなたの要望や
意見を聞いてくれるようになります。

学校の先生はあなたの事をモンスター
アレントかもしれないと恐れています。

だから、あなたは学校の先生に対して
「私はあなたの味方ですよ。」と
伝える必要があります。

そして、友達レベルまで仲良くなる。

そうすればあなたの意見が通って
子供の対応が変わってきます。

方法は私が今まであなたに教えた
子供との会話法を先生に対して
使えばいいのです。

ステップ1:悩みを聞く
ステップ2:感情を聞く
ステップ3:共感する
ステップ4:似た経験を話す

たったこれだけです。

もうあなたはこの会話法を
マスターしていると思うので
学校の先生にも使って下さい。

そうしないと、今回の質問者の学校
のように誰も協力してくれない状態
になってしまい、不登校になったら
終わり。という事になります。

そうなる前に、今すぐ学校の先生を
あなたの仲間にして下さい。

では、また。

青田

追伸:
暇な時にここをクリックしてみてください!

aota



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※質問・聞きたい事は必ず1つに絞って下さい。

ステップ1:あなたと子供の状況
ステップ2:困っている事・問題点
ステップ3:その問題点をさらに細かくする
ステップ4:そして、それをどうしたいのか?

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