【不登校】友達を利用してクラスへ戻す方法
青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
娘（中１）は友達との人間関係に疲れきってしまったことが
原因で学校に行けなくなり、今も友達と接することを嫌がっています。
疲れてしまった原因はいじめではありません。
簡単に言えば、人に合わせることに疲れた、
我の強い仲間に圧倒された、というようなことです。
心の弱さは本人の問題かもしれませんが、本人もただ黙って
我慢していたわけではなく、「我を通すだけじゃうまくいかない」
ということを友達に意見したこともあったようなのです。
が、なかなか改善されず、無力感を覚えたようです。
朝迎えに来てくれたこともありましたが、本人は絶対会おうとしません。
友達にどう受け入れられるかを考えると怖いみたいです。
いくら「大丈夫だよ」と言われても、ダメなのです。
そんな状況で、どのように「友」の癒しを感じることができるでしょうか。
親として何かしてやれることはないのでしょうか。
******************終わり****************************************
……
回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
とても良い質問を頂きました。
友達との関係がきっかけ（原因ではない）で
不登校になった子についてです。
友達が怖いからと言ってこのまま人を
避け続けていたらひきこもりになって
社会と完全に断絶してしまいます。
しかし、人と会えるようになれば
再び楽しい学校生活に戻ります。
多くの子は特定のきっかけがないまま
不登校になるのですが、女の子には
人間関係がきっかけの場合が多いです。
で、
ここで問題な事が１つあります。
それは人間関係でつまづいた子は友達と
話したりするのをとても嫌がります。
「友」を子供は求めているのですが、
その「友」を今は嫌がっています。
すごくあいまいな感情ですよね。
嫌いだけど、好きなのです。
絶対に好きなんです。それが動物の
本能として求めているからです。
ですから、私たちはその感情を
利用しないといけません。
さあ、ここから話がややこしくなります。
不登校と言っても段階が様々あります。
不登校初期から完全に不登校に引きこもった
状態までありますし、さらに、家なのか
適応指導教室なのか別室教室なのかで
対応する方法は異なります。
でも、最終的には「友」へ戻ります。
みんな寂しいのです。
友達関係がきっかけでも「友」へ戻ります。
ここがわからないと間違った対応で子供を
社会から引き離してしまうのです。
そうやって失敗した人に私は何人も会いました。
最終的には大人でひきこもりです。
この娘さんの場合、どうすればいいのでしょうか？
それは今までの「友」とは違う「友」を与えるのです。
どういう事か説明していきますね。
あるお母さんの話をします。この方の娘さんも
同じように女友達のゴタゴタがきっかけで
不登校になりました。
いろいろあった後、何とかして学校へ向かわせ
ようとして別室登校をさせるようにしました。
そして、そこで学校の先生と話をして今まで
付き合っていた女友達ではなく違うクラスの
女の子を別室に連れてきてもらうようにしました。
これでうまくいきました。
私の学校でも女の子同士の関係が悪くなる事があります。
これは避けられません。しかし、その後にどうするかが
ポイントなのです。
このお母さんのように違う子を必ず付けます。
そして話をさせて新たな関係を作ります。
今の段階では家で友達と関係を作るのは
難しいのでそれは学校やその他の教室へ
行ってからだと思います。
私のアドバイスを聞いても、それが今の子供に
合うのかを考えてみて下さい。
正しい対応を正しい段階に正しいタイミングで
行う必要があるのです。ここまで勉強している
あなたなら大丈夫ですよ。
ぜひ友達を使う方法を利用してみて下さい。
では、また。
青田
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