ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】孤立した子供

青田です、

以下のメールが届きました。

******************質問******************************************

お世話になります。子供は高校1年生女の子です。

今の学校は進学高校あり学校で特色選抜フルートで入りました。
入学当初は部活もがんばっていました。5月の終わりから何かの、
きっかけで友達から話かけてもらえず、つらいみたいです。

部活の方もフルートではいったのにセカンドを担当するようになり、
学校も部活も嫌になり今の学校を、6月ごろからやめたいといいます。

励ましても、怒ってもいう事をきいてくれなくなり不登校に
なってきてしまったので、もうどうしていいかわからなくなりました。

いままでは、友達も多い方でこんなことになるとは思ってもみませんでした。

やる気をなくしてます。できれば高校は出てほしいので、
将来のこと心配しています。成績も今回赤点を7個とってしまいました。
それも、ショックだったみたいです。

転入を、きぼうすれば、受け入れてもらえるでしょうか?
何もかも、やる気がないんです。でも、変えてやりたいのです。

******************終わり****************************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。

今回はとても大切な話をするので、
一文字も読み飛ばさずに読み進んで下さい。

この質問に答える事で、不登校の子供の
心理状態や取り囲んでいる環境について
深く理解が出来るはずです。

不登校になる原因は、私が講演会でも言ってきた
ように周りの環境と「合わせる」事ができなく
なったというものでした。これはつまり、友達との
つながりが消えたという事です。

「えっ?でも私の子供は友達と連絡を取ったり
遊んだりしていますよ。学校へは行かないけど
休みの日は遊んでいますよ。」

と言われる方もいるでしょうから、答えておきます。

一見、友達が多くてもそこには「心のつながり」は
まったくありません。

わかりますか?

上辺で付き合うだけの友達であって、悩みや秘密を
共有するような人間関係を築けていないのです。

例えば、甲子園に行くような野球部の子供たちを
想像してみて下さい。夏の地獄のような暑さの中で
一緒に練習し、合宿で寝泊りをして過ごします。

そこには強い「つながり」が生まれますよね。

おそらく一生の友の関係になるでしょう。

今回の娘さんの状態を見て下さい。明らかに
何かがきっかけになって周りとのつながりが
途切れてしまいました。

周りとのつながりが無くなるには2つの
原因が考えられます。

それは、思春期で自我が急激に出てきて
自分から自然と離れて行ってしまう場合と
いざこざやイジメなどで離れてしまう場合です。

今回の場合はこの両方かもしれません。

普段から、娘さんは周りと違う自分を感じていて
偶然、クラブでの出来事が「きっかけ」で一気に
離れてしまったのでしょう。

そうすると完全に子供は孤立してしまいます。

休日は友達と遊ぶけど、学校へは行かない子供も
確かに少ないですけれどもいます。

それはいまの学校の雰囲気に合わせられないのす。

とにかく、周りとの「つながり」が無くなった子供の
心理状態は強烈な孤独感に襲われます。自分以外を
敵視したり、あるいは、自分を敵視したりします。

どれだけ自分を責めても問題が解決しないので、
次は親の責任にしようとします。

その発展形が家庭内暴力です。

では、どうすればいいのでしょうか?

一度、崩れた関係を戻す事はとても難しいです。
学校内でエスケープ(逃げる)場所がないので
家にひきこもるしかないのです。

そこで転校するという方法もあると思います。

今は全国に素晴らしい学校がたくさんあるので
娘さんと相談してみてください。高校生の場合は
特に急ぐので早目の対応が必要です。

別に私の学校へ来る必要がありませんよ。

他の学校ではダメだったときの万一の場合として
考えて頂いたらいいと思います。無理に勧めません。

ですから、私は不登校の子供には「つながり」を
いかに築かせるかに注意しています。

寮生活と言うのはとても大きな解決法です。

もちろん、それだけでは足りないので様々な機会に
「つながり」を作るようにしています。

「あ〜、つながりかー、自分の子供は今、誰とも
つながっていないなー、ネットだけか。」

と思われたかもしれません。

そうなんです。不登校の子は、現実世界ではつながりを
持てないので、非現実世界や空想世界でつながりを
作ろうとしてしまいます。

ですから、別室登校をしても「つながり」というキーワードを
意識している先生としていない先生では対応が違うのです。

少しずつ「つながり」を作ってみて下さい。

では、また。

青田

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