ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】忠犬ハチ公のように待つ親

青田です、

以下のメールが届きました。

******************質問*************************************************

中3の娘です。

中3の6月から不登校になりその日から体育祭に一日行ったのと
後期の期末試験を別室で受けた以外は学校に行っていません。

不登校になるまでの娘は成績もよく友達から「頭のいい子」と思われていました。

不登校になってから塾もやめ勉強もしなくなったので
せっかく受けたテストも悲惨で成績表も見たことないような成績でした。

娘は以前ほど学校が怖いということはなく
「なんであの時いけなかったんだろう」と言ってます。

でも今になっては友達にどこの高校を受ける?と聞かれて
かわいそうな子と思われるのがイヤで学校に行けないといいます。

このまま中学には行かず高校から行くといいます。

卒業式もでないと言っています。

日ごろは勉強もせずネットやゲームばかりしています。
笑顔もあり日常の会話は元気にしています。
このまま、高校になるのを待っていてもいいのでしょうか?
このまま待っていれば娘は高校に通えるのでしょうか?

中学に行くのは諦めたほうがいいのでしょうか?
どうかアドバイスを下さい。

******************終わり*************************************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つでも
得る事が出来たら「ラッキー」だと思うぐらいで
聞いて下さいね。

では、話していきます。

とても良い質問をいただきました。

この娘さんの言っている事は
本当だと思います。

多くの不登校生は、この娘さんのように
学校へ戻るタイミングを逃しているのです。

ただそれだけなのです。

だから、タイミングがはっきりしている
高校進学の時になら行くと言っている
だけなのです。

もう少し子供の心理まで入っていきます。

あなたも分かっているように
少し疎遠になった人に出会うのは
勇気がいります。

例えば、小学校時代のそれほど
仲良くはなかったけど、話はする程度の
人と30年ぶりに出会うのは勇気がいります。

おそらくあなたのお子様も
これと同じ状態です。

自分から会いに行く事は出来ません。

でも、同窓会だとかそういうタイミング、
きっかけがあれば会いに行けますよね。

それでも同窓会に出ない人もいます。

高校進学というきっかけがあっても
行けないのが不登校の子供です。

この娘さんは高校になったら行くと
言っていますが、本当かどうかは
わかりません。

気持ちはあるのでしょうが、実際に
行くかどうかの保証はありません。

それは、同窓会と同じできっかけが
あっても行けない人もいるのです。

例えば、あなたの小学校時代の親友が
「同窓会に行きたくない」とあなたに
言ってきたとします。

でも、あなたはその親友を同窓会に
行かせないといけないのです。

その時に、あなたはただ待ちますか?

それとも親友に話をして、前日から
親友の家に泊まり込み、朝起こして
着替えをさせ、引っ張ってでも
行かせるのではないでしょうか?

ここまで話すと分かると思います。

今回の相談者の場合、高校まで待つと
言っていますが、その選択肢もないわけでは
ありません。

しかし、不登校の長期化は私の
経験上、とても危険です。

それは心の問題があるからです。

1日経過するごとに、友達と疎遠になり
勉強も大幅に遅れ、心にストレスが溜まります。
そして、どこかで爆発する可能性もあります。

では、どうすればいいのか?

子供の心が安定している事が前提条件として
お話しします。

ステップ1:戻る「きっかけ」を用意する

すべては学校へ戻るきっかけを
親や周りの大人が用意できるかどうかです。

同窓会みたいなものです。

本来は学校が用意するものなので
学校の先生と何か考えて下さい。

遠足・運動会・行事・修学旅行・体育祭
・・・・・

など、戻れるきっかけ作りは
簡単に出来ると思います。

ただきっかけを用意しただけではダメです。

ステップ2:「きっかけ」に関わらせる

きっかけを作るだけでなく、その事と
子供を関わらせるのが一番です。

同窓会なら、同窓会の実行メンバーに
親友を入れてしまえば、行かざるおえません。

何か行事があるなら、その行事の
メンバーとして関わらせるように
するべきなのです。

ただの観客ではダメです。

当事者にさせて、当事者意識を持たせるのです。

ただ、これは完全に学校がする事です。

学校が動かないなら、あなたが学校と
話をして動かせば良いと思います。

ステップ3:後ろから押す

あなたが引っ張るのではなく、
後ろから最後にポンっと押してあげて下さい。

それで大丈夫です。

理解できましたか?

あくまで子供の心理状態が安定している
事が前提です。

このまま高校進学まで待つのも
1つの手段ですが、高校進学するという
保証は何1つありません。

出来る限りの手を今のうちから
打っていくのも大切だと思います。

では、今すぐに「きっかけ」として
考えられるものを見つけて下さい。

では、また。

青田

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