ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】高校受験さえしない不登校

青田です、

以下の質問が届きました。

******************質問******************************************

中学3年生の男子で、4月の中旬から朝が起きられなくなり、
学校に行けたり行けなかったりでしたが、5月の修学旅行に
行けなかった後は完全に不登校になりました。

先生のフォーラムで夏休みには大きく変わりますよと言われました。
その通り大きく変わりました。どこへも出かけられなかったのに、
子供会の活動に参加したのです。

また勉強も始めました。

動き始めたきっかけは進学がいいチャンスということらしいのですが、
本当に10月に復活できるのかが心配ですし、進学をどのような形で
本人にぶつけたら良いのでしょうか。

******************終わり****************************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。

中学3年生の子供で高校進学を
チャンスだと思って動き始める子がいます。

中1・中2と一歩も外へ出なかった子が
中3になってから急に勉強をやり始めて
高校進学に成功する子がいます。

ですので、あきらめないでください。

しかし、中3になっても動かない子が
たくさんいるのも事実です。

私の学校に入る子でも、夏休みから真剣に高校進学を
考えて動き始めた子もいれば、中学卒業間近になって
親御さんが無理やり連れてきた事がきっかけで
不登校を克服した子もいます。

そうは言っても、無理やり動かすよりも子供から
動いてくれた方がいいですよね。

私が不登校だった生徒たちに実際に話を
聞いてみると、共通点がある事に気が付きました。
それについて話そうと思います。

「君はどうして高校に行こうと思ったの?」

という簡単な質問をしただけでは、

「高校が楽しそうだったから・・・」

ぐらいしか返答がありません。その先をどんどん
質問していくことで、子供たちが動いた理由が
わかるのです。

子供たちの心の中をじっと観察するのです。

「もうこんな生活が嫌だったんです。毎日
ツマラナイし、高校に行ったら変わりたい
って思えたんです。」

「高校は親がパンフレットを見せてくれて、
見学して楽しそうだったんで決めました。」

子供たちは今、本当に毎日の生活が詰らなくて
希望もないんです。早く友達と笑って過ごせる
ようになりたいのです。

あなたが「将来どうするの!」とどれだけ
怒鳴っても子供は目先の事しか考えません。

ですから、あなたは頭を使って目先の利益、
エサを子供に与えなければいけません。
それが学校が楽しいって言う事を見せるのです。

当然ですが、学校生活がずっと楽しい事ばかり
ではありません。辛い時の方が多い人もいるかも
しれません。それでも、私たちは子供に高校生活や
学校生活の楽しい面を見せてあげるべきです。

例えば、車を購入する時を考えて下さい。

誰も事故の事を考えたり、ローン返済の心労の事を
考える人なんかいませんよね。

大人は現実的です。

でも、私もそうですがあなたも子供の時に
そこまで現実的に考えて行動していましたか?

おそらく違うと思います。目先の楽で楽しい事に
逃げていたと思うんですね。もちろん節度は
あったと思いますが、大人ほどではなかったはずです。

それでは、どうすればいいのでしょうか?

「高校からもう一度やり直せばいいじゃない。
これもあなたにとっていい経験になったと思うの。」

と言って、学校のパンフレットか何かを渡せばいいのです。

もちろん、これは子供との関係が良好でないと
効果はありませんので、気を付けて下さい。

まるっきりあなたの言う事を聞かない、反抗ばかり
しているような子では難しいと思います。信頼関係を
まずは回復させる事を会話テンプレートを使って
行って下さい。

明るい未来がある事、それも子供の現実に沿って
話をしてあげる事で子供は動き始めます。

不登校から抜け出す最大のチャンスを逃さないで下さいね。

では、また。

青田

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