【不登校】カウンセラーの言う事は信じていいのか？
青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
おはようございます。
小学校５年生から不登校になった次男は、
現在中３になり、未だに不登校です。
学校のカウンセラーの方からの進めで精神科の先生に相談したところ
、子供の意向に添った行動をするように言われ、本人が嫌がる事は
しないようにとの話がありました。
このまま本人の気持ちに従っていたら時間が過ぎて行くばかり
ではないかと心配しています。
家庭教師の方が訪問に来ると逃げてしまい、
「勉強すると学校を思い出してしまい、これ以上
ストレスがたまると自殺するぞ」と言います。
相当、学校で嫌な思いをした為、対人恐怖で外に出るのも嫌がります。
将来の事を話すと、「その内自殺するからいい」と投げやりな事を言います。
前向きに踏み出して行ける様になる為にどうしたらいいのでしょうか？
******************終わり****************************************
……
私の回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
不登校には本質的に２つの種類があります。
これは私自身も最初は見抜くのに苦労しました。
それは、
?精神病の領域
?それ以外
です。
不登校の中にはごく一部ですが、本当に
精神病が原因で不登校になっている子が
います。
この子はあなたや私がどうやっても治せません。
医学療法で適切な処置をしなければ
治らないと思います。
このお母さんが病院へ連れて行って、お医者さんが
あのような当たり障りのないアドバイスをしたと
言う事は精神病ではないわけです。
ということは、つまりお医者さんの領域ではないのです。
私が見抜けなかったのは、不登校の子も精神病の子も
ほとんど同じような行動をするので見分けがつかなかった
のです。見分ける方法は目なのですが、これは経験者しか
見分けられないと思います。カンみたいなものです。
ここで、精神病でないと診断されたら教育で
治せるという事です。逆に薬やお医者さんでは
無理だという事です。
まずはこの前提が大切です。
次に、子供が「自殺」という言葉を使う事についてです。
あまり「自殺」と自分から言う子が自殺する
確率は低いと言われますが、危険です。
そのような言葉を使ったのは、実際に自分で
自殺について考えた事があるからです。
私の調査でも、不登校の半分以上の子が不登校時代に
「自殺」を考えています。
これは親御さんのほとんどが気づかれていません。
部屋で一人でいる時に、強烈な孤独感に襲われ
自分の存在意義、生きている意味がゼロになるのです。
肩の力がふっと抜けて虚脱感が発生します。
それからおもむろにパソコンを開いて、検索欄に
「jisatu」と打ち込んで「自殺」と変換して
検索します。それから、「houhou」と打ちこんで
「方法」を追加してから、検索し直します。
すると出てくる掲示板やサイトをじっくり読むのです。
本気で死のうとしている人の文章を見て、ほとんどの子は
引いてしまい、自殺を考えなくなるのです。
残念ですが、不登校の子が共通して盛り上がる話題の
１つが「自殺サイト」についてです。本当です。
それぐらい子供は追いつめられているのです。
正直、子供が嫌がる事をやらないように言われて
それを実行して、親子の関係が崩壊したと思います。
あなたはそう思わないかもしれませんが、子供が
「自殺」という言葉を使えば親が言う事を聞くと
思われている時点で崩壊しています。
例えば、クラスで担任の先生が生徒に「俺たちの
言う事を聞かないと、学校へ来ないぞ。教頭に
怒られるだろう。」と言われて生徒が何をしても
叱らなくなったらどうなるでしょうか？
想像してみて下さい。これと同じ状態です。
先生という壁が無くなり、やりたい放題になります。
家でも同じです。親という壁が無くなり、親子の
上下関係が消えてしまっています。秩序を作っていた
親・教師がガタガタと子供と同等か下の地位まで
落ちてしまいました。
特に父親が弱いとこうなる傾向があります。
一部のカウンセラーや病院の先生のアドバイスの中で
「子供の嫌がる事はさせない。」という言葉は、
学校の先生に「授業中に音楽を聴いている子は
リラックスしてるんだから注意してはいけない。」
と言っているのと同じです。
勘違いして欲しくないのは、ほとんどのカウンセラーや
お医者さんたちはすごく良い人ばかりですし、私も
頼るべきだと思っています。
カウンセラーの中には資格も持たずに商売をしている
人もいるので、気を付けた方が良いかもしれません。
「もう自由にしていいんだ。」
と子供は勘違いしています。
その状態の子にどんな事を勧めても拒否されるだけです。
あなたと子供の関係だけでなく、夫婦を含めた家族と言う
１つのクラスの状態をまずは正常にしましょう。
あなたと子供の２人だけの関係が問題なのではありません。
まずは私の話している内容を理解して下さい。
子供との目に見えない糸の変化を肌で感じて下さい。
言葉だけで子供を騙す事はできません。
では、また。
青田
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