【不登校】本当の子育て法
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青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問*********************************
中2の男の子の母親です。
今までは、マイペースなところもありましたが、友達もたくさん居て
中学生になると勉強もするようになりよい感じだと思ってました。
ところが風邪をこじらせたり、休んだことのなかった部活を休んだり
したあたりから（今、考えれば）やる気をなくしたのか、学校を
休みがちになり、クラス替え担任も変わったことで行ってません。
朝が起きられず病院へ行くと、起立性調節障害 と診断されました。
薬を飲んでもよくならず病院も3件かかりました。
学校へ行かない理由もよくわからず、ただ行きたくない、
めんどくさいとしか言いません、担任は、始めは決めつけるタイプのようで、
「幼稚で反抗的、これでは高校行けない」といわれました。
今は、教頭、校長先生にも相談したら、「少しゆっくり休んだらどうですか、」
と言われ、夫も安心したのか子供はのんびり休んでいます。
でも、頭脳は悪くない息子がこのまま家にいて大丈夫なのかと思い相談しました。
よろしくおねがいします。
******************終わり********************************
……
回答：
詳しく書いていただいてありがとうございます。
不登校になった経緯と学校の対応の
変遷についても良く分かります。
もし、あなたの子供と状況が違っても
すごくためになるので、話を聞いてほしい
と思います。
この子がどういう過程で不登校になって
いったのかを見ていきます。
まず、この男の子は普通に元気で明るく
友達もいる小学校時代を過ごしました。
中学になっても、それが続きました。
親としても順調だと感じていました。
しかし、風邪をこじらせたり、部活を
休んだ事で不登校になった。
ということです。
ここで疑問を持つかどうかが、不登校
解決できるかの分かれ目です。
何だと思いますか？
普通、風邪をこじらせても、部活を休んでも
不登校にはなりません。
私もあなたも風邪をひいて、部活を１週間
休んでも不登校にはなりませんよね。同じ
状況になっても、ならない人がほとんどです。
ということは、つまり、違う所に原因が
あるということです。
このお母さんも、それはわかっています。
これらの出来事はきっかけにすぎません。
違う所に原因があります。
それがわからないと、どう対応して
いいのかわからなくります。
それが学校側の対応でよくわかります。
最初、担任の先生は「怠け」だと思って
厳しく接しました。気持ちはわかります。
しかし、効果がありませんでした。
だから、学校はどうしていいのか分からず
結局「休ませましょう。」という先延ばし
対応をするようになりました。これは仕方が
ありません。
学校は不登校を詳しく知らないからです。
学校側が不登校について知らないのは普通
なので怒ってはいけませんよ。
例えば、近くの病院に行った時に大学病院へ
紹介状を書いて行った人の話を聞いた事が
ありますよね。
より高度で詳しい事は、大学病院しか
分からなかったりします。
学校も同じで、私のように専門レベルにまで
不登校を研究している学校は珍しいので
普通の事です。
ここまでの流れは掴みましたね。
では、何がこの子の周りに足りないのか？
「この子の才能は何だろう？」
という視点がないのに気が付きましたか？
この子のためにいろいろやっているように
見えて、この子の感性や才能については
まったく誰も触れていません。
その部分を満たせなかった事が不登校の
真の原因です。
学校に行った、クラブに行った、でも
心が満たされない。それに気が付いて
何となく学校に行けなくなったのです。
それに周りが気がつく事です。
そこから本当の子育てがはじまりますよ。
では、また。
青田
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