【不登校】不登校は病気か？
青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
娘は高校１年で昨年夏から、学校に行けなくなりました。
何とか希望の高校に入学できたのですが１ヶ月で突然、いけなくなりました。
はじめは、プリントなどの勉強をしていましたがそれも徐々に出来なくなり、
今は、寝るのも２時過ぎ、起きるのもお昼近くで全く勉強は、していません。
テストを受けなければ進級が難しいと先生から言われ、本人も行きたいと
言ってましたが、結局、ベットから降りることが出来ず、受けられませんでした。
私が保健師のため、知り合いの児童精神科の医師に通院し、抗うつ剤を飲んでいます。
本人は、勉強はしたいと言いますが一人でやってもわからないと言い、
何もやろうとしません。いろんな方法を提示しますが答えを出してくれません。
進級の問題もあり、今後の方向性を決めなければなりませんが、
本人は、今の高校をあきらめる事は、出来ないようです。
先生のビデオで言っていたように、本人の目線に立って、
同じ時間を過ごしたいのですが、仕事を持っているので一緒にいることが難しいです。
長期で休暇をとったほうがいいでしょうか？
******************終わり****************************************
……
回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
高校で不登校になると時間的にも
追いつめられてしまいます。
本当に今は毎日がビクビクして心臓も
痛いし、頭も背中も肩にもずっしりと
重圧が掛っていると思います。
出来る事は何でもやろうとしたくなるはずです。
本当に気持ちはよく分かります。
我が子が生まれたばかりの時に高熱を出した時には
すぐに病院へ電話して車を飛ばして連れて行った事が
思い出されます。生死に関わるような恐怖に襲われます。
このまま何もしなければ高校を退学になり、
中卒でアルバイトとしてコンビニで働いたとしても
その後、正社員になる事も出来ず一人寂しく
生きていくかもしれません。
でも、高校に再び戻る事ができるなら
笑顔で明るい子供の表情を見る事ができます。
では、どうしてこの娘さんは不登校になったのでしょうか？
前回も詳しく話したのですが、状況が違うのでまた話します。
不登校になる原因は様々ありますが、その原因を話す前に
大前提の話がある事を理解してもらわないと困ります。
それは私の言う「不登校は病気ではない」と言う事です。
少し分かりにくいので説明するので安心して下さい。
不登校になるには原因がありますよね。
原因があるから不登校になるわけです。
原因 ⇒ 不登校（結果）
この原因は大きく２つに分かれます。
それは、「精神病」なのか「精神病以外」なのかです。
わかるでしょうか？病気が原因なのか、病気以外なのかで
大きく分かれます。
もし、子供が「うつ病」などの病気が原因だとしたら
それは病院でお医者さんの指示に従って医療処置を
受けなければいけません。
原因が病気なら教育では治せません。
逆に、病気が原因で無いなら医療処置・薬を飲ませても
治る事はありません。教育処置でしか治す事はできません。
ここを勘違いしている人がいます。
ですから、よく不登校や引きこもりを受け入れる施設で
飛び降りなどの事件が起きてしまいます。これは教育では
治せない人を教育で無理やり治そうとしてしまった結果です。
逆に、教育で治さないと行けない子を薬漬けにしてしまい
正常な生活をする事が困難になっている例もあります。
ここまでは理解できるはずです。
しかし、ここから難しい話をしますね。しっかりと
聞いて下さいね。
病気以外の原因で不登校になった子供が、不登校が
長期化してしまいストレスが溜まり軽度の精神障害を
発症してしまうケースがあります。
こうなる子供はとても神経質な性格で周りの目をとても
気にする子がなるケースが多いように思います。
多くの専門家の先生たちもこの事を気がつかずに、
区別をせずに解説をしているケースがありますので
注意はして下さい。
「この見分けはどうやってするんですか？」
と言われると、それは専門家に見せるのが
早いと思います。
ただし、専門化と言っても不登校や精神病の
両方について知っていないといけません。
中には悪徳のカウンセラーや病院で治せないのに
お客さんとしてお金をもらうために何も言わない
ケースもあります。
「時間がかかりますが、頑張って治していきましょう。」
と言われると断る事もできませんし、何が原因で
不登校になっているのかも分かりません。
そして、治りもしないカウンセリング代や診察代を
請求されてお金だけが消えていく結果になるかも
しれません。
私たちは焦れば焦るだけ失敗を繰り返してしまいます。
だから不登校の知識が必要なので、私は無料で出来る限り
多くの情報をあなたにお伝えしていこうと決意して、
この活動を続けています。
最後に質問に答えておきます。
仕事は辞めないでください。私は子供さんと一緒の時間を
過ごして下さいとは言いましたが、１日中過ごす必要は
全くありません。
仕事を辞める事で逆に子供にストレスが掛ります。
それは予想できると思います。「自分のせいで、
お母さんは仕事を辞めたんだ・・・」と不登校の子は
考えてしまいます。
子供の気持ちを理解してあげる事とは、
こういう事を指していると思って下さい。
では、また。
青田
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