ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】内密な話

青田です、

以下のメールが届きました。

******************質問******************************************

何時もこちらでお世話になっております。

今、高校2年生の息子が不登校になり2ヶ月と10日余りです。
ここ1週間程は、1時間ないし2時間ほど相談室登校をしていました。

昨日、相談室の応接室で私が担任とこれから息子をクラスに戻す為の話をしていました。

すると、先生との会話を勘違いをした様で、相談室を出て、
車に乗り込むと同時に「お母さんは、いつも僕の事を先生に言うわ。
僕が言って欲しくない事を何故そんなに言うの」と怒りだしました。

言って欲しくない事とは、将来の夢、自分が勉強をしたくない理由です。
もう、それからは「もうあの高校に行く事はない」1点張りです。

これからの息子の将来を考えると、凄く心配で不安です。

もう16歳なのですが、何を言っても理屈で言い返しますし、
自分が言った事を自分の都合の良いように言い換えます。

親は、子供に向き合い一生懸命やっているつもりですが、親では
なかなかこの子の不登校を解決するのは無理なのかなと思い始めています。

こんな子の場合、どういった対応で接すればいいのでしょうか?

宜しくお願い致します。


******************終わり****************************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。

さて、今回も子供の現実・感情についてです。
そして思春期の子供の特徴についても話します。

特に男の子をお持ちの方はよーく聞いて下さい。

思春期の男の子は、とにかく母親を嫌います。心の底から
嫌っているのではありませんから、安心して下さい。

これは動物の本能的行動なので、理性的に止めようにも
どうしても止められないのです。例えば、オシッコを
止めろと言っているのと同じなのです。

これと母親は付き合うしかないのです。

子供がここまで成長した事を喜ぶべきだと思います。
大人になる儀式みたいなものです。

しかし、そのまま放置したら子供は暴走しますから
父親が威厳と力である程度コントロールすればいいのです。
これはどこの家でもやっている事だと思います。

親が一人なら、自分が家族の主人となってコントロールして下さい。

ということは、中学から高校にかけての子供は母親に
口を出される事をすごく嫌うのです。母親にコントロール
されたくないのです。

実際に、私もそうでした。

母親が三者懇談で学校へ来るのさえ嫌でした。
一緒に外を歩くのを見られるのも嫌でした。

それが普通だと思います。

もちろん、全部の子供がそうではないですが、
自分に反抗していると感じたらそうだと思って
構いません。

何度も言いますが、だからといって母親に手を出したり
暴言を吐く事を許してはいけません。親として年長者を
大切にする気持ちを育てないといけないです。

ここまでは思春期の話であなたが知っている事ばかりです。

次に、その思春期を前提にした対応を私たちはしないと
いけないのです。ここが難しいのです。

質問の中で息子さんはお母さんが自分の事をベラベラ
担任に話す事を嫌がっていました。これは当たり前だと
誰でも感じるはずです。

「あなたを信用して、あなただけに話すから」

という事で話した内容が他人に話されたら信用をできません。

この担任の先生もその辺りを気にせず、不登校の子に話を
してしまったのです。少し配慮に欠けていたかもしれませんが、
不登校について普通の先生は知らないので仕方ありません。

別室で話していた事を子供は感づいていますよね。

これが不登校の子供の敏感さの1つでもあります。

思春期の子供を考えれば、親と担任が自分を抜きにして話をして
何かを決める事は許される事ではありません。だからと言って、
話をしてはいけないのではありません。

あくまでも内密に話をするべきでした。

前回も話しましたが、子供がまるで自分がやり遂げたかのように
勘違いさせながら最初はきっかけを準備して後押しするのが
私たち周りの大人の役目です。

本当に面倒だと思います。

しかし、感性が豊かで敏感で、心が少し弱い子には
最初だけはそうやらないとだめだと思います。

でも、理屈で言い返すぐらい賢い子供です。そこに
あなたも希望を持って諦めないでください。これぐらいの
子供は私の所には何人もいますから分かります。

まずは、別室で友達1人と会う事から始めるべきでしょう。

大人が前面に立つとダメですね。私たちもある子が落ち込んだり
した場合は、教師だけでなく先輩・同級生を使ってなだめたり
ある方向へ進むように仕向けます。手が込んでいます。

本当に細心の注意を払って、子供の感情を読みながら
行動をしてみて下さい。

一気に親が前面に立って子供を引っ張るケースと
内密に黒子となって子供を押すケースの2つがあるので
状況を判断してやってみてください。

では、また。

青田

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