ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】親の勘違い

青田です、

以下のメールが届きました。

******************質問******************************************

先生こんにちは。

去年の11月から不登校になり、時間をかけて4月から休み休み
ですがいけるようになりました。

クラスのこと、友達のこと、担任の先生とも何度も相談し役割を与えて
もらったり、友達に声をかけてもらったり根回しをしてきたつもりです。

本人もクラスの居心地は悪くないと言っていたし、今度の担任は話しやすい
と言っていたので今度は大丈夫かなと期待していました。でも、休み明けから
様子がおかしくなり、中間試験、郊外合宿も行けませんでした。

今では担任とも話したくないと言います。

正直新学年にむけてできることはしてきたつもりだったので
今後どのようにしていったらいいのか悩んでいます。

こどもの心がまた見えなくなってしまった感じです。

4月からさあがんばろうといきごんでいたのは親だけで、もしかして息子の
気持ちはまだ熟してなかったのかなとも思ってしまいます。
今私に必要なのは初心に戻ることでしょうか。なにかアドバイスを下さい。

******************終わり****************************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。

クラスや学校へ戻るために、このお母さんのように
学校の担任の先生としっかりと話し合いを持つのは
とても大切な事です。

これは私たちの学校でも十分すぎるぐらいやっています。

クラスへ馴染むためにはとても大切です。周りが
気にしてあげながら接する事は担任の力量です。

でも、これはクラスに入った最初の1週間だけです。

学校やクラスにに行ったからと言って、不登校が克服
できたわけではありません。不登校の原因を排除できた
わけでもありません。

これを私はずっと話してきました。

ステップ1:学校へ戻る
ステップ2:不登校を克服する

・・・

この大きく2つのステップに分かれます。
しかし、多くの人は勘違いしています。

「学校へ戻る=不登校の克服」

だと思っている人がいます。

これは全く違います。その事をしっかりと
理解して下さい。そうしないと、学校へ
一度戻っても再び不登校になります。

なので、あなたは2つの事を考えないと
いけないという事です。

「学校へ戻る」事と「不登校を克服する」事です。

2つ目の「不登校を克服する」が難しいのです。
「学校へ戻る」事は、ちょっと周りが気を使って
子供に希望を持たせれば動き始めます。

自宅であなたが出来るのはここまでです。

でも、「不登校を克服する」事を深く慎重に
考えて対応しなければいけません。特に普通の
学校へ通っている場合はそうです。

普通の学校には「不登校克服」のノウハウはないです。

無いから専門のカウンセラーなどが学校に居るのです。
でも、カウンセラーは学校の通常活動には関わりません。

ということは、つまり、あなたが関わるしかないのです。

私のブログやメールを読んでいる学校の先生はたくさん
いますが、数から言うと少数です。なぜなら、クラスには
不登校のあなたの子供以外にも、不良で警察のお世話になる
子供もいるでしょうし、喧嘩もイジメもあるかもしれません。

不登校だけを専門的に勉強する時間も余裕もありません。

だから、学校の先生を責めても意味がありません。
私は同じ立場として彼らをかばうのではなくて、
現実的にそういう物理的状況があるわけです。

私のブログやメールもせいぜい1万人程度しか
見ていないと思います。そのうち学校の先生は
数百人程度でしょうから、不登校20万人で
計算すると数パーセントです。

ほとんどの学校の先生は私の存在も知りません。

だからこそ、あなたがやるしかないので私は
必死にあなたにアドバイスをさせていただいています。

「もっと、青田さんが頑張って下さいよ。」

とお怒りが来るかもしれませんが、現実は甘くないです。
あなたより長く生きている私には痛いほど良く分かります。

子供が自信を持つような教育を与えてあげる事が
不登校克服の第一歩です。それをやらせる機会を
与えてもらえるように担任の先生を話して下さい。

学校が辛くて不登校になったのに、何も変化のない
クラスに戻っても同じ結果になるのは目に見えています。

家に居る間に自信が付けばいいですが、逆に加速度的に
自信を失くしているのだから、学校へ戻っただけで
安心しないでくださいね。

アドバイスになったかどうかわかりませんが、
あなたの心構えがすべてです。

子育ての全責任は学校の教師ではなく、親が負います。
学校の先生はクラスが変われば、あるいは卒業すれば
関係なくなります。世間はそんなものです。

しっかり私から勉強して下さいね。

では、また。

青田

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