ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】教頭先生を誘い出す

青田です、

以下のメールが届きました。

******************質問******************************

私立中高一貫校の中3の娘です。

9月中旬には保健室へ、そして11月からは教室に戻ることができました。
ところが冬休み明けからまた行けなくなったのです。

一度教室に戻ったものの、どうしても今のクラスの雰囲気になじめない。

半ば強引に教室に戻された感があり、本人の自信につながらなかった
のではないか、というのがカウンセラーの考えです。

今回は本人に目標を決めさせて一から登校練習をしようということにしました。

娘の教室復帰が間に合うのかが不安です。

「今の状況だと、高校に上がったからといって、毎日通学できる確信が
持てないですよね」と、先生のほうがあせっています。

もし、進学許可がでなかったら・・・と思うと不安でなりません。

今の高校に頑張って進学させるという方向性は間違っていないでしょうか?

またその場合、学校との交渉で気をつけるべきことはあるでしょうか?
アドバイスいただけると幸いです。 

******************終わり****************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。

では、話していきます。

今回は学校との『交渉』についてです。

この学校の先生は私立中学・高校の
典型的な先生だと思います。

進学校では不登校の子供を教育しようと
する事はほとんどありません。

理由は簡単です。

「進学校=勉強したい子供を教育する学校」

ですから、学校に来ない子供を教育する
必要はないと考えているのです。

100人の生徒のうち、たった1人の学校に
来ない不登校と残り99人の勉強したい子供
だと99人に力を注いだ方が効果があると
考えているのです。

進級に関しては、基本的に高校に進学させる
のが今の私立学校のやり方です。

しかし、これといって対応はしてくれませんから
自然と高校になっても休みが続いて単位不足・
出席日数不足になって留年・退学処置がとられます。

そして、通信制に転校して家にずっといます。

通信制で続いたとしても大学進学もできず、
引き続き、家にずっといる事でしょう。

そうなっても今の学校は全く関係ありません。

痛くもかゆくもないのです。

では、これを回避して子供が再び元気に学校へ通い
志望していた大学へ向けて勉強するようになるには
どうしてらいいのでしょうか?

これを話すと全国の私立学校から抗議の
電話が掛ってくると思います。

嫌われてしまいます。

それでもあなたのためにお話ししましょう。

『教頭先生』と話し合うのです。

学校の組織というか、仕組みを話すと
基本的に各教師の上に教頭先生がいます。
そして、その上に校長先生がいます。

普通の学校では校長先生は何も現場の事は
知りませんから、現場で権限を強く持つのは
教頭先生です。

会社でいえば『部長』です。

教師は『平社員』です。

あなたが会社で何か商品を買う時に
価格交渉を平社員とどれだけやっても
意味がありません。

なぜなら価格を下げる権限は部長にしか
ないからです。

学校も基本的には同じです。

話している相手を間違っているのです。

それでは、手順を説明します。

ステップ1:学校へ電話を掛ける

ステップ2:事務の人が電話に出る

ステップ3:「●年●組の××の親です。
教頭先生に代わっていただけますか?」

ステップ4:教頭先生に事情を話す

たったこれだけです。

スーパーで買った商品が腐っていたら
パートの人に文句を言っても意味がないです。
店長を呼ばないといけません。

ここで注意しないといけないのは、
モンスターペアレントだと思われては
いけません。

筋の通った話をして下さい。

「学校の先生なんだから、どんな子供でも
全力で助けるのが当たり前だろ!」

と思うのは当然です。

しかし、完璧な聖人などいません。

例えば、公務員なんかは本来は
市民の公僕として働かないといけません。

それが「給料が安定しているから」という
理由で公務員を選んでいる人がほとんどです。

「市民の生活のために人生を捧げる」と
思っている公務員がいるでしょうか?

世の中矛盾だらけです。

誰も助けてくれません。

自分自身で脳を働かせて考えて行動
していくしかありません。

それでは、今すぐ学校へ電話して下さい。

では、また。

青田

追伸:
暇な時にここをクリックしてみてください!

aota



質問はすべて下記からお願いします。

※質問・聞きたい事は必ず1つに絞って下さい。

ステップ1:あなたと子供の状況
ステップ2:困っている事・問題点
ステップ3:その問題点をさらに細かくする
ステップ4:そして、それをどうしたいのか?

Powered by NINJA TOOLS


にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村