ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】学校を動かす方法

青田です、

大変素晴らしいメールが届きました。

******************質問*************************************************

中3の娘です。

中2の2学期に、クラスの男子数名による「はやしたて」で別室登校となってしまい、
中3のクラス替えでも入れませんでした。

「働きかけ」は、担任の先生と数名の先生方と保護者とスクールカウンセラー
一丸でなければ成功しないようです。

娘の中学は担任まかせです。
ほとんどの公立中学では実施されていないと思います。

保護者が調べて、勉強して学校側に「保護者の責任で、こうしてください・・・」と
具体的に示さないと動いてくれません。
学校側の責任を負いたくないのかと・・思います。

中1から続けている吹奏楽部は女子が多いので、人間関係は大変でした。

中3の5月に、学校より呼び出しがありました。

進学のことです。

進路指導の先生が熱心に、「不登校生徒に評判の良い」ある学校を
勧められました。

「娘にも話はしたので、9月初めに締切のため早めに見学行くように」と言われました。
しかし、娘には信頼関係のない先生だったため、反発してしまいました。

「自由」なサポート校に行くから・・で困っていました。
学校の担任も根負けしてしまい、「本人が行きたがるので行かしてください」
と言われてしまいました。

小学校5・6年の担任は信頼していましたので、時々友人と小学校に出かけていました。
その先生にお願いして、「サポート校の他の学校見学に行ってみたら」と
アドバイスするよう言ってもらいました。

やっと学校見学に行く気になってくれました。
実際、サポート校も見て、生徒さんの「ルーズさ」に引いてしまいました。

12月の今は、どうにか勧められた学校の受験に向けて、頑張っています。

娘の通う中学も、本音はどうして良いかわからない・・・のだと思います。
時間稼ぎに「別室」にいさせられているようです。

******************終わり*************************************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つでも
得る事が出来たら「ラッキー」だと思うぐらいで
聞いて下さいね。

では、話していきます。

今回、ご質問を頂いたお母さんは
本当に素晴らしい理解力をお持ちです。

中学校の抱える問題とその解決策を
見事に見抜かれています。

もし「学校が全く動いてくれない」と感じて
いるとしたらこのお母さんのようにして下さい。

学校が何かしてくれると期待しているなら
1年でも2年でも待ち続けて下さい。
おそらく何もしてくれません。

もう一度、質問内容から引用しますので
1文字も読み飛ばさずに真剣に読んで下さい。

========引用開始======================

「働きかけ」は、担任の先生と数名の先生方と
保護者とスクールカウンセラー
一丸でなければ成功しないようです。

娘の中学は担任まかせです。
ほとんどの公立中学では実施されていないと思います。

保護者が調べて、勉強して学校側に
「保護者の責任で、こうしてください・・・」と
具体的に示さないと動いてくれません。

学校側の責任を負いたくないのかと・・思います。

=========引用終わり======================

多くの中学校では、担任の先生かスクールカウンセラー
のどちらか一方に任せてしまいます。

しかし、不登校の問題はあなたもお気づき
のように学校全体で取り組まないと
解決する事はありません。

「そんなのおかしくないですか?」

と思われるのは当然です。

どの中学校も不登校の事なんて
何にも分かっていないのです。
ですから、不登校の数がほとんど
減少しないのです。

つまり、待っていてはダメだと言う事です。

だから保護者の方から学校に具体的に
指示・要求を出して下さい。

不登校に関する本を読んでいる先生は
ほとんどいません。読んでいるのは保護者です。

ということは、あなたの方が学校の先生より
不登校の知識があると言う事なのです。

もう1つ、学校の先生は何か失敗して
あなたに文句を言われるのが
怖いのです。

あなたはどういう考えか分かりませんが、
昔のように学校の先生が絶対的存在だと
親が教育していないので、先生の存在が
あいまいになってきました。

だから、親が学校の先生に謝るのではなく
要求するようになったのです。

その最たる例が「モンスターペアレント」です。

自分の子供さえ良ければ、それで良いんだと
思っている保護者が増えてきました。

そんな保護者から教育委員会に
何か言われると先生の出世の道は
なくなってしまいます。

そうは誰もなりたくないのです。

だから、責任を保護者に押し付けたいのです。

これを今更、あなたが変える時間はありません。

だったら逆に、あなたが責任を持ってしまって
「私が責任を持ちますから、●●して下さい。」
と言って下さい。

そうしなければ学校の先生は動きませんよ。

特に不登校から別室登校にまで改善した
場合にはとても大切になります。

もちろん、これもすべて学校の先生と
あなたとの信頼関係がないと成立しません。

理解できたでしょうか?

学校の先生はあなたを助けてくれる
というより、あなたのお子様の不登校を
解決するためのアイテムの1つです。

「学校を動くのを待つ」のではなく
「学校を動かす」のです。

この考え方をしかっりと持って下さい。

では、また。

青田

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