ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】放置された不登校

青田です、

以下のようなメールが届きました。

******************質問*************************************************

中3の娘です。

中2の2学期より別室登校をしています。
担任の先生は、新採用で信頼関係を作る時間もなく、
スクールカウンセラーまかせでした。

娘はクラスに戻るのが「怖い」ようです。

娘を含め、6人クラスに入れない生徒がいます。
理由は、対人関係のトラブルや「からかい」です。

登下校は、他の生徒と一緒になるのがいやで、
時間をずらしている生徒が3人います。
娘と他の2人は、いやながらも頑張って
他の生徒と同じ時間に行っています。

学校側は、別室にいる生徒に「行動範囲」を
広げるように働きかけは、担任の先生にまかせています。

忙しいのか、やる気がないのかわかりませんが・・・

不登校の生徒のみならず、別室登校をしている生徒の
精神状態が心配です。

******************終わり*************************************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つでも
得る事が出来たら「ラッキー」だと思うぐらいで
聞いて下さいね。

では、話していきます。

今回は別室登校の子供に対する
対応についてです。

本当にヒドイ話だと思います。

この方以外からもたくさん同じような
学校の対応に関するご質問を頂いています。

ある中学校は別室登校者用に1クラス部屋を
用意しているのですが、その部屋に全員が
入りきらないので、申込制になっているそうです。

なぜこのような事が起きるのでしょうか?

実は、この質問の方のように担任の先生が
関わらないケースが多発しています。

先生の考えている事、現実を話していきます。

先生の頭の中:

「不登校だとか、別室登校だとかは親の教育が
悪いんだし子供に根性が無いだけだ。

どれだけ関わってもほとんど学校へ戻らない
のだから関わってややこしくなるのは嫌だ。

不登校は面倒だから、スクールカウンセラー
任せておこう。そのためにカウンセラーがいるのだし
私は不登校の専門家じゃないから、分からない。

だったら、

モンスターペアレントみたいにガミガミ言われない
ように、波風立てずに学年が変わるまでじっと
静かに待っておこう・・・」

こんな感じだと思います。

「面倒な事には関わらない」という姿勢なのです。

わかりましたか?

「いや、先生。何を言ってるんですか?教師だったら
子供に対して真剣に対応するのが当たり前でしょ。
聖職じゃないのですか?意味が分かりません。」

と、思われるのは当然です。

私もそう思いますし、私はそう思って生きています。

しかし、実際は違うのです。

もちろん、真面目に家庭訪問をして毎日電話を
してくれるような先生もたくさんいらっしゃいますが
そうでない方も同じようにたくさんいます。

関わりすぎて失敗した時の恐怖が怖いのです。

あなたが当たり前に持っている「先生なら
やってくれるだろう」という意識と先生の
「うるさい親は嫌だ」という意識がすれ違いを
生んでいるのです。

では、どうすればいいのか?

方法は2つしかありません。

1つは、あなたが私から学んだ事を忠実に
実践して解決する。

2つ目は、あなたが学校を動かす。

この2つしかりません。

「学校を動かす」とはあなたがクレーマーに
なると言う事です。

ここで世間で言うモンスターペアレント
ように非常識で感情的な事を言ってはいけません。

下からお願いするという感じで注文をつけるのです。

あくまで公立中学校の場合だけお話しします。
私立中学の場合は難しいので、次の機会にします。

公立中学の組織は、下から「担任」⇒「学年主任」
⇒「教頭」⇒「校長」⇒「教育委員会」という
感じになっています。

会社で言う、平社員⇒課長⇒部長⇒支店長⇒本社
と同じです。

担任に言ってもダメなら学年主任、教頭、校長の
順番で話していかないといけないという事です。

担任の先生もみんながみんなスゴイ能力を
持っているわけではありません。

以前、小学校6年生の女の子が自殺した
事件がありましたが、その子のクラスは
学級崩壊の状態だったらしいのです。

そんな状態にする先生ではこの子の異変に
気がつくはずがありません。

まして、年齢があがっても下手な先生は
下手なまま年功序列で生き残っていきます。

学年主任の先生に話してみてください。

それでもダメなら教頭・校長先生です。

そこまで行けば大抵は大丈夫ですが、
それでもダメなら教育委員会に言うしかありません。

上に行けばいくだけ権限がありますし、
校長以下は出世を考えますから教育委員会からの
話は聞かざるおえません。

怒って話をするのではなく、きちんと考えて
理屈が通るように話をして下さい。

彼らの多くは未だに「不登校=親の教育の結果」
だと認識しているのです。

そういう彼らの現実を理解しながら
要求していく事です。

子供が学校へ行く間は学校がすべての教育権を
持っています。

フランスでは親は一歩も校門から中へ入れません。

ただし、おかしい事はおかしいと言う事はできます。

今回の場合は、学年主任の先生か教頭先生に
話せば解決する可能性が高いですから、
ぜひ頑張って話をしてみてください。

では、また。

青田

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