ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】お金の教育

青田です、

以下のようなメールが届きました。

******************質問*************************************************

ゲームが欲しいのは不登校とは別問題。
わかりました。

では買ってあげていいのでしょうか
学校に行く行かないの条件付きを
しなければいいのでしょうか?

家は週に3回位、お菓子やらハンバーガーのマックやら
買ってきてほしいと会社に電話が来ます。

わかったよ・・と買って帰るのですが
いつも食べっぱなし状態なので
昨日はこれからは1週間片付けが出来たら
週末にお菓子やらを買うようにするね
と言い渡しをしました。

かなり反発をしてきました。
ここで負けてはいけないんですね?

******************終わり*************************************************

……



私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つでも
得る事が出来たら「ラッキー」だと思うぐらいで
聞いて下さいね。

では、話していきます。

以前の質問から、さらに質問をいただきました。

不登校と躾の話です。

あなたの家庭の状況がどうかわかりませんが、
物を何でも買い与えるのは、本当によくありません。

これは、「お金の教育」です。

基本的に学校と言うところは、あまりお金の教育をしません。
もちろん、ある程度はしますが限度があります。

それを親が教えなくてはいけません。

物を買う=お金が必要=働く

もちろん、各ご家庭によって教育方針が
違うので、私の考え方と違う場合もあると思います。

もし、「お金の教育」について考えてこなかったと
したなら、一度、私の話を聞いて下さい。

「働かざる者食うべからず」

という言葉にすべて集約されています。

これを子供に実感させる事が教育です。

もっと言います。

「人の欲望は永遠に続く」

です。

よくテレビなんかで、ブランド物を
いっぱい集めている人がいますよね、
1つで良いのに何十個も集めるのが人間です。

子供も同じです。

1回でも要求が通れば、永遠に要求し続けます。

この当たり前の人間心理は知っていて下さい。

この方のように子供からお菓子やゲームを
要求されても買えるだけの余裕があればいいですが、
普通はそうではありません。

「教育」するという事を甘く見てはいけません。

親が子供にする事は、すべて後々に影響を与えます。

アメリカのスタンフォード大学だったと思いますが
5歳の子供にある実験をしました。

子供をある部屋に入れ、机にマシュマロを
おいて置きます。

そして、「私が帰ってくるまで、このマシュマロを
食べなかったらもう1袋あげるね。」と言って
子供を残して部屋を出ます。

こういう実験をして、戻ってくるまで
マシュマロを食べなかった子供と食べた子供が
将来、社会に出てどういう違いが出たかを調査したのです。

すると、マシュマロを我慢した子供は出世し、
食べてしまった=欲を抑えられなかった子供は
失敗したり、出世しなかったというのです。

わかりますか?

「欲」を抑えないといけないのです。

こういう事を夫婦でしっかり話し合って欲しいのです。
適当にしていたら子供が育つわけではありません。
しっかりと考えて教育しなくてはいけないのです。

普通の家庭は「お小遣い」というシステムを作って
その範囲で「欲望」を満たさせています。

買いたいゲームがあったら「お小遣い」を貯めて
買うのではないのでしょうか?

もちろん家が大金持ちだったら別でしょうが
大金持ちの家でもお金の教育に厳しい人は
たくさんいます。

「買っていいのですか?」

という質問は、「私は親として、子供に我慢を覚えさせず
欲望のままに生きさせます。」
と言っているのと
同じ事です。

一万円をお給料としていただくのには、
「一万円の苦労」があるのです。

コンビニでバイトをしている子たちを見て下さい。

本当に苦労してお金を稼いで生活しています。
そこに私は感動を覚えます。

今、息子さんはこのお母さんの事を
「金づる」ぐらいにしか思っていません。
なめられているのです。

でも、ここから注意して聞いてください。

急に今までの態度を180度変えてしまうと
子供が暴れるかもしれません。

だから、まずは90度変えて、そしてまた、
90度変えていくように、徐々にして下さい。

一番良いのは「もうお金が無い」と言ったらいいのです。

お金が無いのに買う事はできません。

そして、小遣い制へと移行していくだけです。

中学生なら、いくらでしょうか?
1カ月2000〜3000円ぐらいでしょうか?

「お金の教育」をしなくてはいけません。
そして、「欲を抑える教育」も必要です。

そういう事をしっかりと教えてあげて下さい。

お金のない状態を作り出すのは簡単です。
入ってきた給料からギリギリの生活費を引いて
残りを貯金するだけです。

子供の教育費用のために貯金すればいいのです。

もっと「お金」の大切さや「お金」を稼ぐ
苦労を教えなくてはいけません。

それこそ子供の将来に役立つのです。

では、また。

青田

追伸:
暇な時にここ2つをクリックしてみてください!
このブログをFC2不登校ランキング1位へ
にほんブログ村 不登校・ひきこもり育児ランキング1位へ



aota



質問はすべて下記からお願いします。

※質問・聞きたい事は必ず1つに絞って下さい。

ステップ1:あなたと子供の状況
ステップ2:困っている事・問題点
ステップ3:その問題点をさらに細かくする
ステップ4:そして、それをどうしたいのか?

Powered by NINJA TOOLS









にほんブログ村 子育てブログ 不登校・ひきこもり育児へ
にほんブログ村