【不登校】学校で騙される子供
青田です、
以下のようなメールが届きました。
******************質問*************************************************
公共の不登校支援施設に通う中一の女子です。
そこには嫌がることなく無遅刻無欠席で通っています。
中三の姉がいるので高校の話を家族でします。
その中で、次女に内申というものが付かないと公立高校は受験できない、という話もしました。
だからでしょうか、「制服を着て学校に行ってみる?」
と聞いたとき「うん、頑張る」という返事が来ました。
今まで、嫌だと即答だったので驚くとともにうれしく思いました。
子どもと学校に相談してカウンセリングの先生が来る日の1時間だけ行ってみることになりました。
大事な第一歩になると思っています。
注意すること、アドバイスがありましたらお願いします。
******************終わり*************************************************
……
私の回答:
私のアドバイスは、そこから何か1つでも
得る事が出来たら「ラッキー」だと思うぐらいで
聞いて下さいね。
では、話していきます。
子供が不登校になって学校へ戻るまでで
一番大変なのが、実は教室に戻る事なのです。
家を出ても教室に入れなかったら意味がありません。
不登校を克服するには3つのステップがあります。
ステップ1:家を出る
ステップ2:学校へ行く
ステップ3:教室へ入る
です。
90%以上の方はステップ1の段階です。
そして、8%はステップ2です。
今回はこのステップ2の段階の方から質問がありました。
ここからは学校の対応が全てです。
親が出来る事、注意する事はたった1点だけです。
これを出来なければ再び不登校になり、
部屋にひきこもる可能性があります。
この失敗が大きな傷となるかもしれません。
「もう、私は何もできない人間だ・・・」と
自傷行為をした子もいました。
逆に、これを乗り切れば一気に解決して、
また家族が笑顔で過ごせる日がやってきます。
子供が毎朝、早起きして家を出ていきます。
学校でやるべき事は1つです。
それは、「自己重要感を満たす」です。
これは私が今までずっと実践してきた中で
一番重要な事だと思っています。
この「自己重要感」を与える事が出来れば
子供は学校へ行きたくて仕方なくなります。
これを与える作業を学校と協力してやって下さい。
それを残念ながら、学校の先生やカウンセラーの方の
中で理解されずに、接してしまい再び不登校に
させるケースが後を絶ちません。
「青田先生、わかりました。どうやって
子供に自己重要感を与えればいいのですか?」
そうですね、やり方は簡単です。
自己重要感とは自分が周りに必要とされていると
感じる事です。
もう一度言いますね。
子供が「自分がいないと周りが困ったり、自分しか
出来ない事があって必要とされている」と感じる事です。
例えば、私がこのようにブログを書いているのは
私の中で自己重要感があるからです。
「私が不登校についてすべて伝えなければいけない」
と本気で思っているので、やり続けているのです。
「必要性」があると思ったからです。
これと同じで、単に学校の別室に行っても
仕方ありません。そこで、先生と話をしたところで
埒(らち)はあきません。
先生と話しても自己重要感が無いからです。
むしろ、孤独感を感じてしまうかもしれません。
こういう感じの状況を作り出すのです。
「●●ちゃんがいてくれて、本当に良かった。
●●ちゃんしか、これは出来ないからね。」
という感じです。
分かりますか?
子供にしか出来ない事をさせる事で、
「あっ、私がいないとみんな困るんだ。」と
思わせるのです。
簡単に言うと「仕事を与える」事です。
何が良いのかは、子供の性格や出来る事によって
違うのですが、何かを与えて欲しいのです。
私の学校の場合は、1つ例をあげると、
子供を委員会のメンバーにさせて役目を
与える事で一つのきっかけを与えています。
それを先生と話し合って下さい。
ある保健室の先生は、保健室の整理や掃除を
子供と一緒にさせて「自己重要感」を与えて
いました。
逆に、
私の県のある中学校では不登校が30人以上いて、
別室が一杯だそうです。
で、そこでは、ただ座らせて本を読ませるか
勉強させるかしかしていないのです。
だから人数が減ることなく、増え続けています。
先生任せにせずにしっかりと話し合って下さい。
では、また。
青田
追伸:
暇な時にここ2つをクリックしてみてください!
⇒このブログをFC2不登校ランキング1位へ
⇒にほんブログ村 不登校・ひきこもり育児ランキング1位へ
質問はすべて下記からお願いします。
※質問・聞きたい事は必ず1つに絞って下さい。
ステップ1:あなたと子供の状況
ステップ2:困っている事・問題点
ステップ3:その問題点をさらに細かくする
ステップ4:そして、それをどうしたいのか?