【不登校】お医者さんの言い訳
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青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
青田先生 こんにちは
中二の息子は中一の頃から、あるひとりのクラスの男子から
嫌がらせをうけていて、学校へは何度も相談していましたが
昨年１０月より体調が悪く不登校になりました。
本人は最初なぜ体調が悪くなる（発熱、吐き気、腹痛）
のかわからず、病院へ行っても診断がなかなかつきませんでした。
今は心因性と診断され、全く登校していませんが
春には中三になるということ、高校受験のことで
不安がいっぱいになり夜になると吐き気に苦しみます。
医者は高校はあきらめて、ひきこもれといいます。
それが正しいようには思えません。
親として今すべきこと、心構えを教えてください。
******************終わり****************************************
……
回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
不安になればなるだけ、どんどんと
子供の体調は悪くなっていきます。
でも、学校へ行かない事が普通になると
体調は改善していきます。そして、そのまま
ひきこもりへと続いていくのです。
でも、ここで高校進学に希望を持たせる
ことができれば子供は動きだしますよ。
では、なぜお医者さんはあんな事を言ったのか？
それは、お医者さんは学校へ戻す事が
目的ではないからです。あくまでも
病状を治す事がお仕事です。
もちろん、こんな先生ばかりではないですよ。
でも、お医者さんからすれば学校が原因で
ストレスを感じて体調が悪くなっているのだから
学校へ行かなければ治ります。
すごく合理的な考えです。
例えば、お医者さんに「チョコレートを食べたら
太りました。」と相談したら、「チョコは今後
食べないでください。」と言われるでしょう。
これと同じで、「学校へ行ったら腹痛になりました。」
と相談したら、「学校へは今後行かないでください。」
と言われても不思議ではありません。
「チョコを食べながら痩せる方法を教えてください。」
と言わないといけませんよね。
でも、そうするとお医者さんはこう言いますよ。
「わかりました。では、チョコを食べる時に、
この薬を一緒に飲んでください。それなら
太る事はないですから。」
多分こんな感じです。
不登校の場合もそうです。
「学校へ行かせたいんですか？それなら、
不安を抑える●●という薬を処方しますから
それを毎食後に飲んで下さい。」
と言われます。
お医者さんにはお医者さんの考え方が
あるので、それはそれで私は尊重します。
でも、教育者ではないということだけは
あなたも理解しておかなければいけません。
では、今何をすべきなのでしょうか？
子供が高校受験の事で不安になるのなら
高校進学したいと思っているのです。
あなたも昔は、異性に恋をして告白
したり、近づきたいけど失敗するかも
しれないと不安になったはずです。
この構図と同じです。
学校へ行きたいと思っている感情を
利用してあげて下さい。
現実的に、高校進学を実感させるには
高校見学させるのが早いと思います。
実際に自分の目で見て、実感させて
あげないと人間は行動しません。
例えば、あなたが旅行する時も旅行先の
ガイドブックを見てからいくはずです。
そうやって自分の気持ちを高めます。
そうせずにただ漠然と「高校へ行きなさい」
というのは、大人の都合です。なぜなら
子供は高校へ行った事ないからです。
あなたも知り合いで「●●国、良いよ、
一度行ってみなよ！」とどこかの国を
勧められた経験はないですか？でも、
未だに行っていないでしょう。
それは、現実的ではないからです。
でも、その後にテレビや雑誌でその国の
様子を見たら行きたくなるはずです。
そういう仕掛けをしないといけません。
まずは学校パンフ→学校見学です。
この時期から私の学校でも学校資料請求が
すごく増えてきます。ぜひ色々な学校の
パンフを取り寄せてみてみて下さい。
別に私の学校のパンフを見る必要はないですよ。
すごい数請求が来ているので、送付作業だけでも
大変なんです。
親がどれだけ子供を信じても、あなたが
こういう仕掛けと言うか、きっかけを
作らないと動いてくれません。
学校見学はどの学校も７月からでしょうから
まずは学校資料を手に入れて下さい。
では、また。
青田
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