【不登校】子供が学校へ行かない原因を話さない
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青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
小冊子を読ませていただきました。
どの本よりも参考になりました。
本人が分からない理由を、どうして親が聞き出すことができるのでしょうか？
本人は分かっているのに、言わない、あるいは、感ずることが
できないというのを、親と一緒に突き詰めて分かっていくというのなら、
理解できますが。そのへんのところ、また、教えてください。
******************終わり****************************************
……
回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
すごく良い質問を頂きました。
この問題が私が一番不登校で悩み
苦しんだ事なんですね。
何か問題を解決する時には必ず問題の
原因を見つけないと解決しませんよね？
原因がわかならなければ、何をやっても
上手くいかず不登校がずっと続いて、
家の中が暗く会話も無い状態になります。
でも、原因が分かれば対処法が見えてくるので
子供が学校へ戻ってくれるんですね。
では、何が一番難しいのでしょうか？
小冊子の中で私が話しているように、
不登校問題がまったく日本中で解決
していない最大の理由は、「真の原因」
を誰も理解していないからです。
「親が悪い」
「子供が怠けている」
「社会が悪い」
・・・
みんないろんなことを言います。
そして、最後は「子供によって不登校
の原因は違うから、それぞれに合わせないと
いけない」と言って原因探しから逃げようとします。
例えば、ガンになって原因は分からずに
最後は「年だから」と言って逃げるのと
同じです。
すべての事柄には必ず原因があります。
ガンなら食生活・運動不足・遺伝等、
何かの原因があるはずです。
もし、あなたが太っているなら同じように
食生活・運動不足等、何かの原因があって
脂肪が体に付いているんですよね。
不登校にも原因があります。
しかし、２０数年前、私がずっとずっと
毎日考えて考えても不登校の原因を見つける
事が出来なかったんです。
表面的に「弱い子」だとか、「勉強嫌い」だとか
の理由は分かるのですが、真の原因が分かりませんでした。
世の中で１００人程度しか不登校にならないなら、
それぞれ理由は違うでしょうが、１０万人以上もの
子供が不登校になるのはそれぞれの原因ではなくて
１つの共通した原因があるはずです。
そうでなければこんな数にはなりません。
あなたの子供の問題なのですが、私たち教育者に
とっては日本中の問題でもあるのです。
例えば、インフルエンザにかかった子供がいたとしましょう。
インフルエンザと言う知識が無ければ、子供が
高熱になるとお母さんはいつものように風邪に
かかったぐらいに考えると思います。
でも、熱がどんどん高くなって４０度近くまで
行くと脳に影響を与え始めます。
でも、インフルエンザと言う原因が分かれば
対処できます。
不登校問題も全く同じ仕組みです。
子供自身は学校へ行けない理由が分かりません。
なぜ風邪をひいたのか分からないのと同じです。
あなたは子供に「なぜ風邪をひいたの？」とは
聞かないでしょう。インフルエンザを見つけるのに
医学界は死ぬほど苦労しました。
不登校の原因を見つける事を教育界も苦労しています。
そんな中で私はその原因を見つける事が
できたと思っています。そのおかげで私は
対処法がわかって日本で先頭に立って
不登校教育を実践する事ができるようになりました。
なので、イジメや病気が原因でなければ、
私が見つけた不登校の原因が当てはまるはずです。
「学校が嫌」「勉強が嫌い」「先生が嫌い」
などという表面的なものに惑わされると
対応に失敗してしまいます。
イジメなどの場合があるので、子供の様子を
しっかりと観察しないといけません。
この場合、子供から話す事はほぼありません。
学校で先生に調べてもらうしかありません。
何を調べても原因が見つからなければ、私の
見つけた原因だと思います。
その段階では子供にどれだけ問い詰めても
協力を願っても意味はありません。
原因がない＝私の見つけた原因
になるでしょう。
そうなれば、次に進まないといけません。
原因探しを続けても解決はしません。もちろん
原因を知らなければ解決はしません。なので、
私の小冊子を読んで原因を知って下さいね。
では、また。
青田
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