【不登校】子供の心を動かす要素
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青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
娘は5年間不登校ですが、全く行けないときもあれば、
週3〜4日行ける期間もありました。
いよいよ中三となり、進学したい高校があり、
2学期は最初から頑張って毎日通ったところ、
下痢と胃痛がひどくとても学校に行けなくなってしまい・・・
最近は学校に行こうとしても自分の意思と体が
別々になり、気持ちの通りに出来なかった事が
ショックなのか、学校に行こうとすることは
全く無くなってしまっています。
又、食欲も無くなり(一日に1〜2食）、ＴＶ等を
観て笑う事もなくなり、自分の部屋でうずくまっているような感じです。
私ができる事はどんな事でしょうか？
******************終わり****************************************
……
回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
本当にお母さんはよく頑張っていると思います。
私は今までお母さんがやって来た事は
何１つ間違いはないと思います。
もしかしたら、家ではお母さんだけが娘さんを
支え続けているのではないでしょうか？
娘さん誰が自分の事を思ってくれているのか
よく分かっていると思いますよ。
そのうえで、これからどうすればいいのかです。
このままでは高校へも行けずに家でひきこもり
続ける可能性もとても高いですよね。
でも、娘さんが小学生の時のように元気に
笑顔で笑ってくれるようになったらどうでしょう、
家族もどんどん明るく楽しくなると思いませんか？
では、何が娘さんをとめているのでしょうか？
この娘さんはとても賢くて真面目なタイプです。
同時に、繊細でちょっとした事に敏感に反応
してしまいます。
こういう子が私の学校にたくさんいます。
今は何とも思いませんでしたが、最初は
どのように対応すればいいのか戸惑いました。
お母さんの気持ちがよく分かります。
こういう子は放っておくとリストカットなど
自傷行為に走るケースもあります。
あるいは、精神的に病んでしまって精神科通いで
薬を服用し続けないと正常な精神状態を保つ事が
出来なくなる場合もあります。
でも、プライドも高かったりします。
なので、簡単に動かせなかったりします。
このタイプの子の心の中は「プライドと寂しさ」が
共存しています。
「学校へ行っても誰も自分の事を構ってくれない、
自分は本来こんな惨めな人間ではない、もっと
注目されていいはずだ。」
こんなニュアンスの感覚を持っています。
それを両方満たしながら、最初はやってあげないと
いけません。
例えば、この娘さんの場合は中３なので、
「高校でゼロからやり直さない？」と
いうのがとてもわかりやすいでしょう。
私の学校へ来る子のほとんどは、「今のままの生活
では変わらない。もう一度ゼロからやり直したい。」
と思って家から離れる学校を選んでくれています。
不登校の子を動かすには「期待」しかありません。
どれだけ脅し文句で動かそうとしても、今まで
動かなかったはずです。もう慣れています。
だから、次は希望を見せてあげる事です。
それが中途半端な希望なら動きませんし、楽（らく）
できるほうへ逃がせてしまうとプライドの高いままの
人間に子供をしてしまいます。
例えば、野球が得意な子がいたとして、その子が
自分はスタメンに入るはずなのに、と思っていたけど
選ばれずに練習に行かなくなったら、あなたはどうしますか？
野球をさせずに、部活を辞めさせますか？
それとももう一度、野球をさせようとしますか？
あなたは子供が野球が得意なのかどうかは
わからないかもしれません。
でも、あなたはもう一度、野球をさせるはずです。
それが教育・子育って知っているからです。
それが今の野球部なのか、他の学校の野球部なのかは
わかりませんが、そこに才能があって子供がそこに
こだわっているならもう一度やり直させたいはずです。
「期待をもたせるのはわかりました。では、
どうやって期待をもたせるんですか？」
と思われたかもしれません。
今回は少し長くなってきたので、詳しい内容は
これからどんどん話していくので、安心
して下さいね。
今までは「期待」ではなく、きつく言うと
「恐怖」「脅し」で動かそうとしたかもしれません。
それで動く子が多いのですが、それでも動かないなら
やっぱり「期待」を見せてあげないといけませんよね。
それができると変わりますよ。
私の学校に来る不登校の子の９０％以上は大学進学
しています。それは私が「期待」を持たせるからです。
どの子も「自分は不登校だから…」と思っています。
でも、そこに「期待」を入れてあげると子供は
勉強もしてくれるし、しっかりと生きてくれますよ。
では、また。
青田
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