【不登校】フェイスブックで不登校解決？
青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
中1の男児2学期から学校へいけなくなりました。
今は、わたしも覚悟を決めて学校へ行こうとは言っていません。
苦しい時間を共有することにしました。今は、比較的穏やかで
規則正しい生活、勉強も少しします。
ステップアップをどうしていくか。
スクールカウンセラーと担任の先生との連携は大切にしています。
心の栄養を満たす具体的方法。
******************終わり****************************************
……
私の回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
親子が一緒の時間を共有する事は大切です。
特にお母さんにとっては重要です。
ここで注意して欲しい事は、親が下手に出て
歩み寄るのだけはやってほしくありません。
あくまで親と子供の縦関係は守るべきです。
私は今までに親子関係を無視して、最悪の状況に
子供をしてしまった家庭を見てきました。
子供が不登校になって、専門家から子供を刺激しない
ように言われて子供の好きなようにさせた事が原因で
親子関係が逆転し、家庭内暴力へ発展した家庭があります。
例えば、野球で監督と選手の立場が逆転したら
そのチームはどうなりますか？
あくまで監督は監督であり、選手は選手です。
この縦関係を保つ事が選手のためでもあります。
選手は監督になれないのです。
親子関係も同じです。子供が親にはなれません。
親子の縦関係は崩さないでください。
家庭内暴力に発展する可能性があります。
では、そうならないように子供の心の栄養を
満たして再登校させるにはどうしたらいいのでしょうか？
心の栄養とは何なのでしょうか？
私が不登校を克服するために必要だと思う心の栄養は
いくつかあります。
「自己重要感」
「自信」
「安心感」
「帰属感」
・・・
などです。
同時にすべてを満たす事は出来ません。そこで、
私たちが子供に対して行うべき心の栄養とは
「帰属感」です。
アメリカの心理学者Ａ・Ｈ・マズローが発見した
人間の５段階欲求があります。
第１段階：生理的欲求
第２段階：安全の欲求
第３段階：所属の欲求
第４段階：自己重要の欲求
第５段階：自己実現の欲求
です。
人間の欲求は第１段階から順番にしか
満たされていきません。
家であなたが子供をきちんと養っている以上
第２段階までは満たされているはずです。
ですから、次は第３段階です。
所属の欲求です。
所属のほかには「親和」とか「社会的欲求」
とも言います。人は一人では生きていけません。
生まれながら人と関わりたい欲求として持っています。
これを消す事は出来ないのです。
孤独は人をおかしくし、うつ病にまで発展させます。
例えば、宗教などもそうです。オウム真理教を始め、
意味不明な新興宗教にハマる人がいます。それ自体は
本人の自由なので問題はありません。
客観的に見ておかしいと思う事に人がハマる心理は
この「所属の欲求」があるからです。
今の若者はそうではなくてインターネットの掲示板
などを通じて、孤独感を解消しています。facebook
などもその一種だと思います。
ですから、私たちのすべきことは簡単です。
この帰属欲求を満たせる場所が学校であると思わせる
事なのです。帰属欲求は家族では弱すぎます。あくまで
同年代の人たちの集団と繋がる必要があります。
しかし、多くの子供は家庭内でも完全に帰属出来て
いない事があります。家庭で帰属を確実にさせるのが先です。
そのためにすべき事が次の段階です。
「自己重要感」を満たす事です。
これは「私はこの家に必要な存在なんだ」と思わせる事です。
褒めるというのはそのためのツールの１つです。何か仕事を
与える事も１つです。
少し長くなってきたので続きは次回にしますね。
では、また。
青田
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