【不登校】大人も不登校になる？
青田です、
以下の質問が届きました。
******************質問******************************************
青田先生初めまして、高三の息子なのですが、高2の新級式にの日に
1度行ってから、行かないまま修学旅行だけ参加して、留年も認識しながらも
行動せず、通信制の高校へ編入させましたが、一度も課題をこなさず、
PCばかりの日々です。
課題をさせるためにはどうしたらよいのでしょうか。
課題をこなし社会に出れるように強くさせたいです。
どうしたらよいでしょうか。こんな調子ですので、あせっています。
******************終わり****************************************
……
私の回答：
私のアドバイスは、そこから何か１つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。
もし、あなたの子供さんがこの息子さんと
同じような状態になったらどうしますか？
正直に言いますね。
私は学校と言う場所を通じて子供を成長させる
方法しか知りません。
通信制に行って、課題をしないという事については
何もアドバイスする事ができません。そうなる事が
分かっていたはずです。
私はずっと不登校を放置していると大変な事に
なるので、「待たずに行動」して下さい、と
お願いしてきました。それをしないと結局、最後は
このような形になってしまいます。
私は大人と言うか、学校を辞めてひきこもりになった人が
どうやって社会復帰していくのか方法を知りません。
こんな厳しい時代にひきこもりの人を雇う勇気のある
余裕のある会社などほとんどないと思います。派遣社員
になるのがやっとかもしれません。
それぐらい厳しい世界です。
ＮＨＫか何かで数年前に派遣社員の特集をやっていましたが
仕事が忙しく、正社員としての就職活動をする暇も体力も
勉強もできないのです。
工場で８時間立ったままの仕事をした後には気力・体力は無くなります。
派遣社員の多くは高卒だというのです。つまり、大学に行かず
高校を卒業すれば何とかなると思った人たちだと言っていました。
それが私の脳裏に焼き付いています。
不登校の子にはどうしても『不登校』教育が必要です。
東大に行く子は、東大受験教育。スポーツが
したい子にはスポーツ教育。その子にあった
教育が必要です。
普通の学校では授業教育しかやってくれません。
それを何か勘違いして、不登校の子も面倒を見てくれると
思っているような人もいますが、それは非常に甘いです。
普通の学校教育で不登校になった子を、また同じ学校教育を
する学校へ入学・転校させても意味が無いのは分かるはずです。
例えば、あなたは足を強く打って骨折していれば
外科に行くはずです。ガンならガン科へ、風邪なら
内科に行きます。
自分の症状にあった所へ行くはずです。
骨折しているのに内科に行ったら常識が無いと思われますし、
当然、骨折は治りません。当たり前です。
不登校の子には不登校教育が必要なのです。そうしなければ
大人になって会社で不登校をやります。そんな人が急激に
増えています。
今、うつ病などで休職中の人がたくさんいます。
ほとんど不登校の子と同じ状況です。大人なので不登校とは
言いませんから、お医者さんも「うつ」としか診断しない
らしいのです。
その理由は簡単で会社が昔のように教育機関ではなくなったからです。
今までは会社がいろいろ上から指示を出してくれたりしましたが、
個人の自由を尊重し過ぎて、組織内の繋がりが薄くなったのです。
今の学校と同じになってきました。
大昔は、丁稚奉公と言って会社の番頭さんが面倒を
ずっと見て教育してくれました。
若い人は少し嫌な事があると会社を辞めるので上司たちが
声をあげて怒る事ができなくなったんです。さらに、会社に
入っても上司は部下の面倒をみなくなったので子供に強い
意志が無いと続かないかもしれません。
だから、今、高校卒業までにきちんと『不登校』教育を
しなければいけないと思います。
虫歯になって、それを放置して歯が取れてしまってから
「どうしたらいいですか？」と言われても私にはどうしようも
ありません。
それが分かっている方で、２年遅れで高校１年からやり直す人も
います。今年も２人、卒業しました。
方法はいろいろ考えられると思います。
黙って待っているのは虫歯と同じです。どんどん
悪化していき、最後は歯が取れて一生再生してきません。
そうなる危険性を知っておいて下さい。
大人になってもあなたは子供に不登校を続けさせますか？
では、また。
青田
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