ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】暴力vs信仰

青田です、

以下のメールが届きました。

******************質問******************************************

いつもメール有難うございます。

家では、一緒におやつや、ご飯を作ったり掃除をしたり、
テレビを見たりしています。ですが、学校の話をしますと
不機嫌になり何も話してくれません。 

なぜ学校に行けないのか、今 どんな事を考えているのか、分からない。

今までの担任が、話もしながら無理矢理 力ずくで、学校に連れて行ってました。
夫も叩いたり怒鳴ったりして力ずくで、連れて行きます。私は、無理矢理ではなく、
本人が自分で行こうと決意して学校に行けるようになって欲しいのです。

私の考えは、甘いのでしょうか?

力ずくで連れて行っても、何の 解決にもなってない気がします。

正直、どう子供に接して良いか分からなくなります。
ただ、私は子供を信じていますし、そう話しています。

私も不登校でしたので、その、体験を話 寄り添ったり
励ましたりしています。これからの受験も心配です。

******************終わり****************************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。

私は子供をいつも信じています。

親が子供を信じなくなったら終わりです。
子供は自分に自信が無いのです。

しかし、信じ方はそれぞれ違います。

実は、このお父さん、そうです、無理やり
力づくで学校へ行かそうというお父さんも
子供を信じているのです。

そして、子供が動くのを待っているお母さんも
子供を信じています。

夫婦でも全く違う子育て観、信じ方です。

だから、私は力づくで学校へ行かせようという
お父さんの気持ちを否定する事はできません。
父さんも子供を信じているのです。

ここで「あっ、そうなのか」と気付いてほしいのです。

このまま夫婦が違う信じ方をしていては子供は勘違い
してしまい、親を信じられなくなって誰にも本音を
話さずに殻に閉じこもってしまいます。

そうなる前にあなたは正しい不登校の接し方を学ぶ
必要があるように思います。

私は今まで20数年の不登校教育をやってきて、失敗を
繰り返してきました。その話をしますね。

私が不登校の子を教育した初期の頃は、「この子は
根性を入れ直せばいいんだ。単なる怠けだ。」ぐらいに
思っていました。

そして、男性的な発想で教育しましたがことごとく
失敗に終わりました。

そこで次は逆に、心療内科の先生たちやカウンセラーが
やるような、話を聞いて子供から動き出すまで「待つ」
という教育をやりました。

すると、最後は不登校に逆戻りしてもっと悪くなりました。

ん〜・・・

と悩み続けて改良をし続けて、今の状態になりました。
子供が自分から動き出して、大きく変わるようになったんです。

考え方はとても簡単です。

子供の感情に合わせて「力づくで引っ張る」時と「待つ」時を
使い分けただけです。たったそれだけです。

何にも難しくないですよね。

逆に「待ち続けたら」失敗しますし、「力づくで引っ張り続けて」も
失敗します。子供の不登校を克服された方は正直、偶然、子供の
感情と対応がバシっと合っただけです。

だから、偶然であって再現性は低く、他の方には応用できません。
あなたの参考にはあまりならないという事です。

では、「待つ」時はどういう時かと言うと子供がすごく感情的に
なっていて誰の話も聞か無い時です。あなたも知っているように
不登校の子は感情の波を持っていますよね。

波の底で何をしても効果がありません。

そういう時はじっと待つしかないのです。感情が落ち着いてきたら
あなたが次にする事は「きっかけ」作りですよね。これは今まで
さんざん話してきたと思います。

「きっかけ」を作って子供の感情が少しプラスになったら
後ろからですが強く押してあげるのです。

何もせずにじっと「待つ」のと違うのが分かると思います。

少し想像すれば「待つ」事がどれだけ馬鹿げた事か
理解できると思います。すべてはタイミングですよね。
待つ時、動く時をあなたが見極めて下さい。

もちろん、信じて待って動き始める子もいます。

それはたまたま何かのきっかけが子供の目の前に
やってきただけです。

例えば、私の生徒で大好きなマンガの映画が公開されて
どうしても外へ出なくてはいけなくなって映画館に
言った時に自信が出てきたという子もいました。

子供は無理やりに学校へ連れて行こうとするお父さんに
「お父さん、本当に申し訳ない。」と思っています。
何も言わずに自分にご飯を用意してくれるお母さんに
「お母さん、ごめんね。」と謝っています。

子供の心は私は単純だと思っています。

それは私たち大人が子供の頃に思っていた親への
感情であったり他人、学校、友達への感じ方と
同じだからです。

もうすでに私たちは体験したはずです。

それを深く思いだすだけです。中学2年生の夜に
何を考えて布団の中で過ごしていたかを思い出す
だけですよ。

それでは、今すぐ子供の心を想像して、夫婦で
話し合ってみて下さいね。

では、また。

青田

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