ひきこもり不登校~まとめブログ

中学・高校のひきこもり不登校をお持ちの保護者の方へ専門家が不登校克服法をアドバイス!

【不登校】子供を勘違いさせて克服させる方法

青田です、

以下のメールが届きました。

******************質問******************************************

先生、ビデオも拝見させて頂き、なるほどと思いました。

私の中3の息子はクラブのキャプテンでした。
3月頃から様子がおかしいとコーチは気づいていたらしいのですが、
コーチはそれまでの指導方法と同じように、敢えて追い込み泣かせて、
乗り越えさせるということで精神を鍛えることしました。

担任の先生がいろいろ息子から聞いたところ、そのコーチへの恐怖心と
練習に行けなくなった仲間への申し訳なささが原因だとのことです。

また3月には生徒会の副会長に立候補したり、学校生活では息子の周りに
人が集まる子だと先生から聞かされていました。その後、修学旅行に
行けなかったことで、ますますやる気を無くし、今では「中学を退学して、
高校にも行かない、俺はもういいんだ」と言っています。

ただ、この1週間くらいは親子3人でいっしょにトランプしたりして
笑って過ごしています。

******************終わり****************************************

……


私の回答:

私のアドバイスは、そこから何か1つ
でも得る事が出来たら「ラッキー」
だと思うぐらいで聞いて下さいね。

この息子さんは本当に才能にあふれている子だと思います。

この子を潰すか、成長させるかが親の手腕にかかっている
と言っても良いでしょう。

真面目で賢い子が一気に崩れると精神不安定に傾き
まともな生活さえできなくなり、普通の人生さえ
歩けなくなる可能性もあります。

本当に大変です。しかし楽しみでもあります。

人は辛い経験や体験を乗り越えた時に人間として
素晴らしい成長を遂げます。その可能性をあなたは
信じて下さい。私は毎年、不登校の子供が成長する
姿を見ることができ幸せです。

真面目で生徒会やリーダー的存在だった子が
不登校になるケースは本当にたくさんあります。

では、なぜそうなるのでしょうか?

想像してみて下さい。

あなたが中学校時代にクラスを仕切っていた、
クラスの価値基準を決めていたのは一体、誰
だったでしょうか?

よーく考えてみて下さい。

クラスで成績一番の子でしょうか?
学級委員長でしょうか?

・・・

違いますよね。クラスの基準を作っていたのは
少し悪くてふまじめで元気な子たちのグループ
ではなかったですか?

ここが分からないと理由が見えてきません。

「どうして私の子は真面目で頑張っていたのに
不登校になってしまうの・・・」

と途方に暮れてしまいます。

仲間のリーダーになると、先生からも周りからも
目立つ存在となります。となると、クラスの基準を
作っているグループから目の敵になるのです。

陰で何を言われるか分かりません。

不登校になる子はそれでなくても心が弱い傾向に
あるので、周りの目を異常に気にしてしまうのです。

「自分はこれでいいのだろうか?馬鹿にされないか?」

と、毎分ぐらいに心配しています。

鈍感な子は学校を休んだくらいで落ち込みません。
ラッキーなぐらいに思うでしょう。

ここまでは私のビデオを見なくとも、あなたは
知っている事ばかりでしょう。それぐらいは
人生経験が豊かなあなたは分かっています。

では、どうすればよかったのでしょうか?

クラブの顧問の多くは体育会系の根性論を
信じている人が多いです。それが完全に
間違いだとは思いません。

しかし、不登校の子にはやってはいけません。

普通は、子供を突き放して自分から這い上がって
来るのを待つのが体育会系の指導方法です。

不登校の場合は、形は自分から這い上がるように
するのですが1つ1つをサポートしてあげて、
まるで自分ひとりで成長したと思わせるように
仕向けないといけないのです。

わかりますか?

これがすごく難しいので普通の先生では
出来ない可能性があります。経験がないのです。

ここで不登校教育のやり方が分かれます。

普通は、何も活動させず試練と言うか難関を
与えずただ当たり障りのない教育をします。
なるべく変化が無いようにするのです。

何かを乗り越えさせたりするのではなく、
嫌な事が1つも起きないようにする教育です。

そういうやり方を多くの学校はとっています。

しかし、あなたも知っているように私は違います。
私の不登校教育はわざと試練を与えます。

でも、先程のクラブのコーチのように放置するのではなく
必ず裏からサポートをしてあげて、まるで自分が達成した
かのように思わせて自信をつけさせるのです。

そうやって徐々に勢いを付けて、最後はサポートせずに
本当に自分ひとりで乗り越えさせるようにするのです。

ここまでやる学校はないでしょう。

普通の学校では無理だと思います。寮の学校だから
時間的余裕もあるので可能だと思っています。

あなたがすべきことは「仕向ける」事です。

今回の質問についてもどうやって「仕向ける」かです。
子供が「希望」を持てるように仕向けるようにすれば
いいのです。

親が決めるのではなく、まるで自分が決めたかのように
仕向けて行くだけです。

例えば、ある女子生徒がこんな事を言い出しました。

「先生、私、将来は外交官になって世界中で日本の
ために働きたいと思ってるんです。」

・・・

その理由は簡単です。英語の教師に「君は発音が良いね。」
と言われ、担任から「君は行動力があるから世界で仕事が
出来ると思うよ。」と言われたからです。

たったそれだけです。

実は、担任は英語の教師からその話を聞いて、あえて
そのような事を彼女に仕向けて言ったのです。

すると、この生徒が急に英語の勉強を猛然とスタートしました。

子供に限らず、人はちょっとしたきっかけで動きます。
それは自分がイメージできる事ならもっと良いです。

同じような時期に複数の人間から褒められると
誰だって勘違いします。そういう事が子供を
本気にさせます。

あなたも経験があると思います。

それでは、今すぐ子供に何かを仕掛けて下さい。

では、また。

青田

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